法人ガソリンカードおすすめ年会費比較10選|クレジット審査なし・メリット・選び方・割引・ポイント還元

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最終更新日 2024年1月13日

目次

法人ガソリンカード&給油カードとは|一般的な法人カードの違い・特徴

法人ガソリンカードとは企業や個人事業主向けに作られたガソリンカードを指し、石油の元売り会社とクレジットカード会社提携のカードで給油支払いで利用すると値引き・ポイント還元などの特典が受けられます。

今回は法人ガソリンカードの作成方法・メリットやデメリット・選び方のポイントを解説していきます。

法人ガソリンカード&給油カードの特徴 – 高い割引率・立替の事務処理が不要

  • ガソリン代の高い割引率
  • 立替精算・事務処理が不要
  • 年会費が無料のカードもある

上述のように法人ガソリンカードは石油の元売会社とクレジットカード会社が提携して発行しているカードで、ガソリン代の割引率が高いのが特徴の1つです。

ガソリン購入のパターンは大きく2つあり1つ目は契約時に価格を決めて販売する・2つ目は購入額に応じてキャッシュバック還元を行う方法です。

一般的な法人カードの相場であるポイント還元率は0.5~1%前後ですが、例えばENEOSカードの場合は1リットルあたり最大7円まで割引が適用されるため、割引額が高くポイント還元よりも費用を抑えられます。

またガソリンカードを発行していれば、従業員が立て替えた費用の精算を個別に行う必要もなく自動引き落としとなるため、事務処理の効率化につながります。

年会費は無料ものもありガソリン支払い以外でも、車に関するサービス利用や一般的なクレジットカードとしての支払い管理にも活用ができます。

加えてガソリンカードの追加発行が無料のカードもあるため、従業員数が多い場合には大きくコストを抑えられるでしょう。

一般的な法人カードの特徴 – 豊富な付帯サービス・どこでも給油可能

  • ガソリン会社の制限がなくどこでも給油
  • 通常商品の購入でのポイント還元はガソリンカードよりも高い
  • 付帯サービスが豊富

石油会社が発行するガソリンカードの場合は割引率が高い一方で、利用できるガソリンスタンドが制限されてしまいますが法人カードの場合は石油会社を問いません。

また全国一律で給油ができるガソリンカードの場合は、割高な高速道路での給油は割引適用外になっていることもあります。

ガソリンカードと比較すると付帯サービス・特典が豊富な点では、一般的な法人カードの方が得をすることもあるでしょう。

法人ガソリンカード&給油カード3つの作成方法|年会費/発行手数料相場の比較表

法人向けガソリンカードの作り方には大きく3つの発行方法があります。

費用/規模クレジット付きガソリンカード法人ETCカードETCコーポレートカード
費用発行手数料:基本無料
年会費:基本無料
出資金:1万円/枚
発行手数料:550円/枚
年会費:550円/枚
発行手数料:629円/枚
年会費:629円/枚
規模中小企業個人事業主~中小大手/大口/多頻度
提供各クレジット会社ETC/高速情報協同組合東/中/西日本高速道路株式会社

クレジット付きガソリンカードは年会費・発行手数料ともに無料のものが多いですが、クレジットカード会社が発行を行うため審査が必要な場合があり、個人事業主の方は利用できない場合があります。

小規模で社用車やレンタカー・カーシェアリングを利用したい新会社や個人事業主の場合には、クレジット審査が不要となる法人ETCカードの発行が向いています。

種別特徴主要カード
クレジット付きガソリンカード
※ビジネスカード
クレジットでETC以外も支払可能
ポイント還元/付帯サービスの利用
導入コストが安くすむ
NTT Bizカード/楽天カード
三井住友カード/JCBカード

ライフカード/イオンセレクト
法人ETCカード車両1台あたり4枚まで発行可能
審査なし個人事業主/小規模OK
深夜/休日料金が30%割引

レンタカー/カーシェアOK
高速情報協同組合
ETC協同組合
ETCコーポレートカード車両制限がなく発行可能
還元サービスが強くない
東/中/西日本高速道路株式会社

上述のとおりETC協同組合・高速道路協同組合が発行するカードの場合は審査が不要なことに加えて、深夜帯・休日の料金が大きく安くなります。

クレジットカード付ETCカードの場合はポイント還元や付帯サービスもあり、初年度年会費無料や発行手数料がかからないため低コストで作成することができます。

クレジット付き法人ガソリンカード&給油カード – 審査が必要

クレジットカード機能付きETCカードはJCBやライフ・三井住友カードなど大手クレジット会社が発行する法人カードに付帯するETCカードです。

カード会社によって異なる場合がありますが、1枚の親カードにETC専用の子カードを複数枚発行でき、高速道路の料金割引に加えてポイント還元などの特典も得ることができます。

また発行カード会社によって審査が必要な場合があり個人事業主の方は利用できない場合があります。

<メリット>

  • クレジット機能でETC以外の支払いができる
  • 導入コストが安くすむ
  • ポイント還元・付帯サービスが受けられる

<デメリット>

  • クレジット審査が必要になる
  • 審査には一定の期間がかかる
  • 年会費が発生するカード会社もある

クレジット機能付きETCカードの場合は高速道路以外の用途でも利用ができる点です。カード支払い・付帯する保険や優待サービスの利用やポイント還元サービスも受けれます。

しかしクレジットカード会社が発行を行うため法人を立ち上げてからの年商や実績がないと審査に通らない可能性があります。

そのため本人確認書類以外にも決算書の提出も必要なってくるため、新会社や個人事業主は審査落ちの可能性もあり発行までに時間がかかる場合もあるでしょう。

法人ETCカード – 審査なしで個人事業主OK

法人ETCカードは上述で触れたとおりETC協同組合・高速道路協同組合が発行を行う法人向けETCカードです。

レンタカーやカーシェアリングにも利用ができることに加えて、クレジット審査が不要なため個人事業主や新会社・小規模法人におすすめのカード作成方法といえます。

<メリット>

  • クレジット審査がない
  • 発行までに時間がかからない
  • ETC利用のみのため不正利用リスクがない

<デメリット>

  • 発行手数料+出資金で1万円ほど費用がかかる
  • 最大発行枚数は4枚

一番のメリットとしてはクレジット審査が不要なため、個人事業主や小規模法人でも発行ハードルが低い点です。審査がないため発行までのスピードも速く作れます。

またクレジット機能がついていないため、カードを使った横領や経費の不正利用といったリスクも防止ができます。

一方で発行には手数料・出資金が必要となるため無料では作れないのがデメリットです。

また走行距離に手数料が数%かかる場合もあるため、1台当たりの走行距離が多いのであれば、大口・多頻度割引制度を利用できるETCコーポレートカードおすすめです。

ETCコーポレートカード – 運送会社など大手企業向け

ETCコーポレートカードはクレジット機能を持たない法人ETCカードで、高速道路協同組合などが発行を行っています。

特徴としては大口・多頻度割引があるため利用が多いほど割引額が大きくなる仕組みになっており、運送業者や大手企業におすすめの作成方法といえます。

法人ガソリンカード&給油カードを活用する5つのメリット

ガソリン代の割引 – 安く給油ができる

一番のメリットとしてはガソリン代が安くなる点です。ガソリンカードを使用することで会員価格割引が適用されます。

還元サービス・割引には給油代が割引になる・利用額に応じたキャッシュバックなどいくつか種類があります。

上述で触れたように一般的な法人カードのポイント還元率は0.5~1%前後ですが、石油会社が発行するガソリンカードでは7円/リットルも安くなる場合があります。

営業活動が多い会社や運送会社の場合には年間にすると数十万円も費用が変わってくることもあるでしょう。

経費精算の効率化 – 高速料金の一元化・事務処理が不要

またガソリン代を現金で支払う場合はその都度、立替精算を行う必要がありますが、法人ガソリンカードを利用すれば指定口座から自動引き落としとなり事務処理も効率的になります。

ETCカードに対応しているカードであれば車両番号を登録することで、合わせて支払い・管理ができます。

運送会社など高速道路の利用機会が多い場合は、支払い時間の短縮・高速料金の割引もあるためコスト削減ができます。

無料発行 – カード会社によっては年会費・発行手数料が0円

上述のように法人ETCカード・コーポレートカードの場合は審査が不要ではあるものの、組合加入の出資金・発行手数料・年会費が発生します。

しかし法人カード付帯(クレジット付き)ETCカード の場合でも個人事業主の申込を受け付けている場合もあり、カード会社によっては年会費・発行手数料ともに無料の会社もあります。

費用をできるだけ抑えたい個人事業主・小規模法人にはおすすめといえます。

使用状況の把握 – 利用明細で確認・把握ができる

法人ガソリンカードでは給油した利用履歴はクレジットカード情報にまとめられるため、使用状況も把握ができます。

また車両単位での登録となっているため、どの車両がいくら利用しているかといったコスト管理も簡単です。

還元 – キャッシュバック・ポイント還元が受けられる

法人ガソリンカードは一般的な法人カードと同様の還元サービスはついていないことが多いですが、一部のクレジット付きガソリンカードではキャッシュバックやポイント還元がついているものもあります。

法人ガソリンカード&給油カード利用4つのデメリット

審査 – カード会社によっては審査落ち・時間がかかる

法人カード付帯(クレジット付き)ETCカードはクレジットカード会社が提供しているサービスであるため、会社によっては審査に落ちてしまう可能性もあります。

また決算書提出の手間・審査に時間がかかる場合もあり、スムーズな発行ができないこともあるでしょう。

個人事業主の方が審査に通りにくい理由は収益の安定性を証明しづらい点にあります。

個人事業主は法人企業に比べて開業から間もないと事業者としての信頼度が低くなります。加えて収入実績が乏しい状況では返済能力の観点でも判断がしづらいといえます。

カード会社の審査は事業者の個人として信用情報も重視されます。滞納・遅延などの金融に関する事故を起こしてると審査には通らない可能性が非常に高いといえます。

リスク – 従業員による不正利用の可能性

また事業に応じて複数枚の法人ガソリンカード発行ができる一方で、従業員に持たせるとリスクも生じます。

例えばしっかりとルール整備・管理ができていな場合には、クレジット機能による不正な経費精算が発生することも考えられます。

管理体制を整え使用状況をしっかりと把握し、罰則なども周知しておくことが重要です。

クレジットカードの不正利用が心配な場合は、代表者のみをクレジットカード付きガソリンカードを利用し従業員にはガソリン専用カードを付与するのも1つの手段です。

現金よりも給油・ガソリン価格が高くなる場合がある

法人ガソリンカードを使用する際の給油価格は店頭価格・契約価格の2種類があります。

  • 店頭価格:ガソリンスタンドの表示料金
  • 契約価格:カード発行時に交渉した給油単価

法人契約は一般的にはボリュームディスカウントが適用されるため安くなることが多いですが、店頭価格の方が安い場合もあるため注意しておきしょう。

利用カードによって支払えるガソリンスタンドが制限される

またENEOS・コスモ石油などが発行するカードの場合には支払いができる給油ステーションが提供元のみとなります。

そのため給油ステーションが発行している法人ガソリンカードの場合は、事前に周辺エリアのガソリンスタンドが少なくないかも確認しておきましょう。

給油おすすめ法人ガソリンカード&クレジット付きECT年会費/発行手数料/還元率比較8選

カード名年会費ECTカード年会費発行手数料ポイント還元率
NTTファイナンス
Bizカード
0円 ※無料550円1.0%
ライフカード
ビジネスライト
0円 ※無料0円 ※無料
前年度利用がなければ1,100円
0.5%
オリコ EX Gold
for Biz M
0円 ※無料0円 ※無料
2年目以降2,200円
0.5%
高速情報協同組合550円550円なし

ENEOSカード ENEOS BUSINESS – ENEOS給油が契約価格・年会費無料

ENEOS BUSINESS(エネオスビジネスカード)は全国のENEOSサービスステーションで利用でき、ガソリン・軽油を契約金額で給油することができます。

全国一律価格で給油可能かつタイムズロードサービスも付帯し、また年会費・追加発行手数料も0円のため運送会社など大企業にもおすすめです。

年会費追加カード発行手数料ポイント還元率ECTカード
0円 ※無料0円 ※無料あり

詳細はこちら:https://www.eneos.co.jp/business/card/business.html

コスモコーポレート JCBカード 一般法人カード – ハウスカード無料

コスモコーポレート JCBカードはコスモ石油マーケティングが発行する法人ガソリンカードで、JCBカードのため全国の加盟店で利用が可能です。

年会費は発生しますがカードに紐づくハウスカードが発行手数料0円で作れます。全国のコスモ石油のみで支払いが

年会費追加カード発行手数料ポイント還元率ECTカード
1,375円0円 ※無料0.47~0.49%あり

詳細はこちら:https://com.cosmo-oil.co.jp/card/corporate.html

シェルビジネスカード 一般カード – 最大3%キャッシュバック

シェルビジネスカードは年会費がかかるものの、月間利用額に応じて最大3%のキャッシュバックが受けれます。20万円以上で1%を超え、100万円以上で3%です。

また社員向けのSS専用カード・FUELカードは無料発行ができるため、社用車が多い場合におすすめです。

年会費追加カード発行手数料ポイント還元率ECTカード
1,375円0円 ※無料あり

詳細はこちら:https://www.jcb.co.jp/corporate/houjin/shell_business.html

NTTファイナンス Bizカード – 年会費無料/20歳以上なら申込OK/決算書の提出不要

  • 個人事業主OK・年会費/追加カード発行も無料
  • ポイント還元率1%・CSVによるWeb明細出力・編集も可能
  • ガソリン割引/空港ラウンジ/Amazon Bussinessなど豊富な特典

NTTファイナンス BizカードはNTTグループが提供している法人向けビジネスカードで、個人事業主の申込みも可能で年会費も0円で利用することができます。

ガソリンの割引や空港ラウンジサービス・Amazon Bussiness対応など様々な特典が受けられます。

また期間限定で新規入会特典として抽選で1万円相当のポイントプレゼントキャンペーンも行っているため、ぜひこの機会に入会をしましょう。

年会費ETCカード年会費ポイント還元率発行目安
0円 ※無料550円/1枚1.0%10~2週間

ライフカードビジネスライト – 本人確認書類でOK

  • クレジット審査不要で最短4営業日発行
  • フリーランス・個人事業主もOK

ライフカードビジネスライトはクレジット機能がついていない法人向けETCカードのため、審査が不要で最低限のカードを持つことができます。

年会費ETCカード年会費ポイント還元率発行目安
0円 ※無料0円 ※無料なし最短4営業日
※ETC年会費は前年度利用がなければ1,100円

詳細はこちら:https://www.lifecard.co.jp/card/credit/bussinesslight/

オリコ EX Gold for Biz M – 初年度年会費0円

  • 追加カードは3枚まで年会費無料
  • 2年目以降の年会費は2,200円

オリコ EX Gold for Bizは年会費2,200円で作成ができ、追加カードは3枚まで無料と安くカード作成ができます。

また暮らスマイルというポイント還元制度(0.5%)もあります。

年会費ETCカード年会費ポイント還元率発行目安
0円 ※無料0円 ※無料0.5%最短4営業日
※年会費は2年目以降2,200円

詳細はこちら:https://www.orico.co.jp/business/creditcard/exgoldforbiz_m/

高速情報協同組合 – 個人事業主/新会社OK/深夜&休日30%OFF/審査なし

  • 新会社/個人事業主おすすめ法人専用ETCカード
  • クレジット機能がないから不正利用防止
  • 深夜・休日割引30%割引

高速情報協同組合の法人向けETCカードはクレジット機能がついていないため、審査が不要で新会社や個人事業主の方でも作成ができます。

深夜・休日は30%割引となりクレジット機能がついていないため、経費の不正利用も防止ができます。

出資金発行手数料年会費
1万円/社550円/枚550円/枚

ETC協同組合 – クレジット審査不要/個人事業主/新会社OK/深夜&休日30%OFF

  • 新会社/個人事業主おすすめ法人専用ETCカード
  • クレジット機能がないから不正利用防止
  • 深夜・休日割引30%割引

高速情報協同組合の法人向けETCカードはクレジット機能がついていないため、審査が不要で新会社や個人事業主の方でも作成ができます。

深夜・休日は30%割引となりクレジット機能がついていないため、経費の不正利用も防止ができます。

出資金発行手数料年会費
1万円/社880円/枚880円/枚

法人ガソリンカード&給油カードの選び方・検討時のポイント

ガソリン代の割引率・近隣の給料ステーション

法人ガソリンカードの中でも割引サービスの内容には差があり、割引方法は2つの種類があります。

  • ポイント還元・キャッシュバック
  • 契約価格割引

1つ目の場合は利用金額に応じて還元が受けられるため、事前に普段利用しているガソリン代に還元率をかけて試算してみるのがよいでしょう。

契約価格割引は上述でもふれたように契約時に決めた価格で常に給油ができるものです。そのためガソリン代が高い地域にいくことがある運送・建設会社などが向いています。

また特定のガソリンスタンドでなければ給油割引が適用されないケースもあるため、事前に利用する近隣エリアでのサービスステーションがあるか確認が必要です。

ハウスカード・子カードの発行が可能か

複数の従業員に配布する場合にはハウスカード・子カード発行ができるものを選択しましょう。

本会員カードに紐づけて発行ができ指定のガソリンスタンド以外で支払いができない設定や、車両毎とカードを紐づけてガソリン代の管理ができます。

クレジット機能の制限が可能であれば不正利用や横領といった問題の防止にもつながるため、事前に確認しておきましょう。

年会費・追加発行時の費用

ガソリンカードを選ぶ際は本カードの年会費だけでなく、追加発行カードの年会費や発行手数料も確認しましょう。

種類によっては追加費用が発生するものもあるため、発行枚数によっていくらの費用が発生するかを計算しておくのがよいでしょう。

しかし法人カードでは年会費よりも限度額や割引特典など重視すべき事項もあるため、あくまでも1つの検討事項として考える必要があります。

限度額・利用総額が50万/月以上ならゴールドカードも検討

また利用限度額についても事前に足りそうかどうかを確認しておくのがおすすめです。

限度額が不十分な場合、ガソリン代・その他の経費も支払いができず立替精算を行うことになるため、余計な事務処理も増えてしまいます。

会社としてトータル金額が50万円を超えそうな場合には一般カードではなく、限度額が100万円などになるゴールドカードも検討するとよいでしょう。