教育訓練給付制度があるWebマーケティングスクール比較4選|対象条件・期間・受給金額

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最終更新日 2024年1月13日

Webマーケティングスクールの受講を検討している人の中には、費用を少しでも抑えたい・教育訓練給付金を活用したいといった方もいるのではないでしょうか。

給付金を活用すれば費用を抑えてWebマーケティングスクールを受講することができます。今回は給付金の受給条件や対象者について紹介しながら、おすすめWebマーケティングスクールを紹介していきます。

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ケンジ

フリマド 代表者。1992年生まれ。大学卒業後にメディア営業(査定サイト)でトップ成績を残し、コンサルティング会社でWebマーケティングを学ぶ。スタートアップ企業でBtoB比較・一括見積もりサイトの営業統括を経験し、Webマーケティングから営業戦略・組織立ち上げに従事。その後に起業し執行役員CMOとして店舗向けのWebマーケティング支援を行いながら、フリーランスとして副業でWebマーケティングや営業戦略のコンサルも実施。

■経歴
・2014年〜2015年:不動産査定サイトの営業でトップ成績
・2016年:コンサルティング会社でWebマーケティング支援に従事
・2017〜2021年:スタートアップ企業で営業統括本部長
・2022年:起業し執行役員CMOとしてSaaS企業のマーケティング支援
・2022年:フリーランスとして営業戦略・SEO対策支援
・2023年:副業でフリーランス向けメディア「フリマド」を運営

■得意領域
・SEO対策
・Webマーケティング
・コンテンツマーケティング
・営業戦略立案

■保有資格
・ウェブ解析士
・ファイナンシャル・プランニング技能検定3級(ファイナンシャルプランナー)

目次

教育訓練給付制度とは?受給条件・3つの種類

これからWebマーケターを目指す方が知っておきたいのが、受講コースが安くなる教育訓練給付制度です。給付金の種類は3種類に区別され、同じスクールでもカリキュラム内容によって対象の給付金が変わってくることがあります。

そこで今回は教育訓練給付制度の受給条件や給付金額・受け取り方について解説しながら、おすすめのWebマーケティングスクールについて紹介していきます。

Webマーケティングスクール受講でもらえる給付金の種類・給付金額

厚生労働省が設けている「教育訓練給付制度」の対象コースを受講すれば、通常の価格よりも安い料金でWebマーケティングスクールに通うことができます。

教育訓練給付制度は下記のように3つに分かれており、政府が定めた条件を満たし所定の教育訓練を受ければ支払った金額の一部を負担してもらえる制度です。

制度名内容詳細
一般教育
訓練給付金
雇用の安定・就職の促進に資する教育訓練受講費用の最大20%(上限10万円)
がハローワークから支給される
特定一般教育
訓練給付金
労働者の速やかな再就職及び
早期のキャリア形成に資する教育訓練
受講費用の最大40%(上限20万円)
がハローワークから支給される
専門実践教育
訓練給付金
労働者の中長期的キャリア形成に
資する教育訓練
受講費用の最大70%(上限56万円)
が給付金として支給される

具体的な職業・職種としては保育士や看護師などの専門職の場合は最大224万円の支給があり、大型自動車第一種・第二種免許や税理士・司法書士などは上限年間20万円支給されます。

給付金の受取・申請については、ハローワーク(公共職業安定所)から支給されることが一般的です。

費用が安いWebマーケティングスクールについてはこちらの記事で解説しています。

給付金の受給対象となる条件

それぞれの教育訓練給付制度の受給対象条件は下記のとおりです。

制度名対象者
一般教育訓練給付金・受講開始日時点で、雇用保険の支給要件期間が3年以上である
・離職者は離職日の翌日以降受講開始日までの、雇用保険の支給要件期間が1年以内
・前回の教育訓練給付金の支給から、今回の受講開始日までが3年以上経っている
特定一般教育訓練給付金・受講開始日時点で、雇用保険の支給要件期間が3年以上
・離職者は離職日の翌日以降受講開始日までの、雇用保険の支給要件期間が1年以内
・前回の教育訓練給付金の支給から、今回の受講開始日までが3年以上経っている
専門実践教育訓練給付金・在職または離職中の方
・退職してから1年以内の方
・受講開始時の年齢が45歳未満の方
・一般被保険者に該当しない方

教育訓練給付制度の対象となるのは基本的には次のとおりです。

  • 雇用保険の被保険者
  • 雇用保険の被保険者であった人(離職者)

ただし上記のように一般教育訓練給付金と専門実践教育訓練給付金では、対象条件に違いがあるため注意が必要です。

一般教育訓練給付制度を利用する場合は、受講開始の日に雇用保険の被保険者であった期間が3年以上というのが条件です。

加えて退職者の場合は退職日の翌日から起算して、1年以内に受講を開始する必要があります。専門実践教育訓練給付金では受講開始の日に、雇用保険の被保険者であった期間が10年以上が条件となります。

受給ハードルが低いのは一般教育訓練給付金|条件・受け取り方を解説

Webマーケティングスクールで活用がしやすのは、一般教育訓練給付金制度です。Webマーケティングに関する講座以外にも、下記のようにデザインに関するカリキュラムでも受給ができます。

  • Webクリエイター能力認定試験
  • Photoshopクリエイター能力認定試験
  • Illustratorクリエイター能力認定試験
  • 実用英語技能検定 など

一般教育訓練給付金は雇用の安定や就職の促進につながる講座が対象となり、スキルアップ・キャリア実現につながる資格・講座受講を支援するのが目的です。

一般教育訓練給付金は受講費用の20%・年間上限10万円が支給となります。上記で紹介した3種類の給付金の中でも、受給ハードルが低く、利用しやすい給付金制度といえます。

一般教育訓練給付金の支給対象条件

一般教育訓練給付金は下記のように共通条件と、4つのうちいずれかに該当する方が利用ができます。

共通条件厚生労働大臣が指定する一般教育訓練を修了した人
条件1・受講開始日時点で、在職中かつ雇用保険に加入している
・今までに教育訓練給付を受けたことがない
・雇用保険の加入期間が1年以上
条件2・受講開始日時点で、在職中かつ雇用保険に加入している
・教育訓練給付を受けたことがある
・前回の受講開始日以降、雇用保険の加入期間が3年以上
条件3・受講開始日時点で、離職中であり雇用保険に未加入
・離職して1年以内である※¹
・今までに教育訓練給付を受けたことがない・雇用保険の加入期間が1年以上
条件4・受講開始日時点で、離職中であり雇用保険に未加入
・離職して1年以内である※¹
・教育訓練給付を受けたことがある
・前回の受講開始日以降、雇用保険の加入期間が3年以上
※1:妊娠や出産・育児・疾病・負傷などで教育訓練給付の適用対象期間が延長された場合は最大20年以内

上記の受給対対象条件があるため下記に該当する人は受給できません。

  • 離職して1年以上経過している(特例を除く)
  • 雇用保険加入期間が1年未満
  • 前回の教育訓練給付から雇用保険の加入期間が3年未満

Webマーケティングスクールも一般教育訓練給付金は受給するハードルは低めです。会社員として就業していて、はじめて給付を受ける場合は対象となります。

また離職している方でも受給のチャンスはあるため、自分の職歴・雇用保険の加入期間を確認し、一般教育訓練給付制度が活用できないかチェックしてみましょう。

フリーランス・独立おすすめWebマーケティングスクールはこちらの記事で解説しています。

一般教育訓練給付金の申請・受け取り方

一般教育訓練給付金を受給するまでのフローは、下記のようになります。

  • 1.支給要件の照会※任意
    • 下記をハローワークに以下を提出し申請
    • ・教育訓練給付金支給要件照会票
    • ・本人確認書類 (運転免許証・住民票の写しなど)
    • ※ 代理人の場合は委任状が必要
  • 2.講座の受講
    • 厚生労働大臣の指定を受けた教育訓練施設及び講座を受講・修了する
    • ※費用は自らで一時的に支払う必要がある
  • 3.給付金の申請
    • 受講終了日の翌日から1ヵ月以内に、居住地を管轄するハローワークへ下記を申請する
    • 教育訓練給付金支給申請書
    • 教育訓練修了証明書
    • 領収書
    • キャリアコンサルティングの費用に係る領収書/キャリアコンサルティングの記録
    • キャリアコンサルティング実施証明書
      • ※キャリアコンサルティングの費用支給を申請する場合
    • 本人・住居所確認書類
    • マイナンバー確認書類
    • 身元確認書類
    • 返還金明細書払渡希望金融機関の通帳またはキャッシュカード
    • 教育訓練経費等確認書
    • 証明書等の添付書類(郵送の場合)
  • 4.給付金の支給
    • 申請内容や受講状況に問題がないとみなされた場合、給付金が所定の口座に振り込まれる

一般教育訓練給付金を申請する際に、支給要件を満たしているか分からない場合は、ハローワークで支給要件の照会を行うことができます。(支給要件照会は任意のため、条件を満たしていると場合は、照会する必要はないです)

給付金の申請は指定を受けているスクール・講座を受講してから1ヶ月以内に行います。ただし受講料は事前に支払う必要があるため、その点については注意が必要です。

申請に関して不安がある方は、Webマーケティングスクールで相談に乗ってくれるケースもあるため、無料相談・個別セミナーなどえ確認すると良いでしょう。

教育訓練給付制度があるWebマーケティングスクール比較4選

ヒューマンアカデミー 月額8,600円〜/未経験OK/内定率90%/現役プロ講師がレクチャー

ヒューマンアカデミーは全国65ヶ所に校舎を構えており、未経験からでも総合的なWebデザインを学習ができます。

卒業生のIT・Web業界への就職内定率は90%以上と非常にサポートが手厚く、オンライン・教室・併用の3タイプから自分のスタイルに合わせて選ぶことができます。

専任カウンセラー・現役のプロ講師が学習プランを一緒に設計し、アシスタントが不明点をしっかりサポート・求人紹介/履歴書添削/面接対策なども行ってくれます。

また受講料20%が支給される教育訓練給付金制度のコースや、ママ割・学生割・ご紹介割・ペア割など豊富な割引制度が用意されています。無料説明会では早期申し込みで入学金11,000円が無料となるため、ぜひ無料説明会に申し込みましょう。

料金受講期間受講形式独立・副業サポート
645,663円
月額:8,600円
6ヶ月〜オンライン/通学あり

Winスクール 未経験OK全国55校/安く学習が可能/個別レッスン/在宅や副業にもおすすめ

Winスクールは教室付きのWebデザインスクールとしては非常にリーズナブルな価格で学習が可能です。一般的な教室型のスクールでは40万円以上がほとんどですが、Winスクールの場合は30万円ほどから講義を受けることができます。

コースも複数あり「Webデザイナーやエンジニアの就職/転職コース・副業/在宅コース・独立や起業向けフリーランスコース」など、目的に合わせたコース選択ができます。

そのためWebデザインを構築するためのコーディング・プログラミングを学習することができます。

加えて全国に55校もあるため地方に在住の方でも通いやすく、オンラインレッスンも可能なためおすすめのWebデザインスクールです。転職や就職サポートも充実しており、履歴書や職務経歴書・ポートフォリオ作成についてもアドバイスが受けられます。

料金受講期間受講形式独立・副業サポート
293,700円(税込)〜
月額:24,400円〜
約6ヶ月〜オンライン/通学あり

インターネット・アカデミー 7日無料体験/現役プロ講師が指導/給付制度で割引/ママ向け

インターネット・アカデミーはWebデザイン・マーケティングに特化した専門スクールで、25年以上の運営歴があり卒業生も3万人以上の実績があります。

IllustratorやPhotoshopなどのグラフィックツールの基礎から学べる料金の安い単科講座から、未経験からWebデザイナーを目指す実践的コースまでさまざまなカリキュラムが用意されています。

現役プロ講師がマンツーマンで指導を行い、受講形式もオンライ型・教室受講型を選ぶことができます。教育給付金の対象コースにもなっており10万円が戻ってくる・最大70%OFFになるコースもあります。

また転職サポートも手厚く口コミなどでも評判が高く、Webデザイナーやマーケターに転職したい方にはおすすめのスクールです。

7日間の無料体験コースがあるためまずは、無料体験に申し込みをしてみましょう。

料金受講期間受講形式独立・副業サポート
367,400円
月額:10,560円
3ヶ月〜オンライン/教室あり

KENスクール

KENスクールは現場で即戦力となるための実践的で本格的なスキルが学べる「極プログラム」が特徴的な、Webデザインスクールです。

KENスクールは首都圏東京(新宿、銀座)神奈川(横浜)愛知(名古屋)大阪(梅田)福岡(天神)北海道(札幌)といったターミナル駅から徒歩で行ける範囲に校舎を構えているため、学校や会社からでも通いやすい立地に教室があります。

また個別指導であるため受講時間もフレキシブルに変更ができ、資格の習得と学級・仕事の両立をサポートしてくれます。

教育訓練給付制度を活用してWebマーケティングスクールを受講する際の注意点

次は教育訓練給付制度を活用してWebマーケティングスクールに通う際の注意点について解説します。

教育訓練給付制度の受給要件を満たしている

教育訓練給付制度を活用してWebマーケティングスクールに通うことを検討している人は、自分が受給資格を満たしているかを確認しましょう。

受給資格の要件は細かく定められているため、判断がつかないという方は近くのハローワークで確認すると良いでしょう。

また上記で解説したように教育訓練給付制度といっても3つの種類があります。

  1. 専門実践教育訓練制度:最大で受講料の70%を支給
  2. 特定一般教育訓練制度:最大で受講料の40%を支給
  3. 一般教育訓練制度:最大で受講料の20%を支給

通常の社会人の方が活用する場合は3つ目の一般教育訓練制度になり、受給ハードルが最も低いです。その他の制度についても、受給対象のコースであるか・自身が受給対象を満たしているかを確認しましょう。

受講した講座修了の1ヶ月以内に支給申請を行う

教育訓練給付金を受給するにはスクールの受講開始の1ヶ月前に、ハローワークで受講前申請が必要です。

加えて講座の受講修了後の翌日から1ヶ月以内に、ハローワークに書類を提出する必要があります。具体的な書類は上記の「一般教育訓練給付金の申請・受け取り方」で解説したとおりです。

申請には複数の書類が必要となるため、申請までに必要書類を紛失しないように注意しておきましょう。

Webマーケティングスクールに通うべき4つのメリット

短期間で実践的なスキルが身に付く

Webマーケティングの現場で必要となる実践的なスキルを身につけられるのは、Webマーケティングスクールに通う大きなメリットです。

そもそも費用をかけてWebマーケティングスクールに通うのは、人生という時間を早送りするためです。本来は右も左も分からない状態で、独学で始めると目的のスキル習得には時間がかかってしまいます。

しかしWebマーケティングスクールを受講すれば、自分が獲得したいスキルを習得しているプロの講師から学習ができるため最短ルートでスキルを習得できます。

独学でかかるはずっだった時間がWebマーケティングスクールを受講することで、短縮・早送りができます。また実務経験のある講師であれば、制作した作品に対してフィードバックをくれるため、習得したスキルを即戦力になるまで引き上げてくれます。

制作した作品が実績・ポートフォリオになる

Webマーケティングスクールで学習中に制作したものについては、卒業後の就職や転職・副業やフリーランスとして案件獲得するためのスキルを証明する実績として活用が可能です。

Webマーケティングスクールでは課題が与えられ、目的に応じた作品を制作することができます。また上記でも触れたようにプロ講師から、作品に対してもフィードバックがもらえるため実践的なスキルを獲得ができます。

Webマーケティング以外にもデザインやコーディングが学べる

またWebマーケティングに関する内容以外にも実務に必要なコミュニケーション・企画書作成・マーケティング知識・コーディングスキルについても学習できます。

現役のプロWebマーケターや実務経験のある講師から直接レクチャーを受けられるため、カリキュラムやテキストだけでは得られない生きたノウハウも学習ができます。

ポートフォリオの制作ができる

Webマーケティングスクールでは上述で触れたように、受講を通じて課題が与えられポートフォリオを作れます。

ポートフォリオとは自分の制作物をまとめた作品集で、パワーポイントやPDF・Web上で自分のポートフォリオサイトを作成し、実績をアピールするのが目的です。

就職や転職・副業・フリーランスとしての案件獲得の際に、ポートフォリオを見せることで実績を証明します。学んだスキルやノウハウ・制作物をスクール監修のもとで制作できるのは、Webマーケティングスクールの大きなメリットといえます。

教育訓練給付制度に関するよくある質問

Webマーケティングとはどんな仕事なのですか?

Webマーケティングとはどんな仕事なのですか?
WebマーケティングとはWebサイト上で商品やサービスを売れるようにするための、仕組みを設計する仕事です。

Webサイトのトラフィック増加・閲覧率・LP離脱率・広告運用などのデータ分析を行い、より購買につながる広告やWebサイト改善を実施します。

そのためコンテンツ作成のスキルやデータ分析・改善・施策検討・広告管理など幅広い業務を行います。仕事の幅が広がってくれば、コンサル要素のある業務も出てくるでしょう。

給付金はいつ受け取ることができますか?

給付金はいつ受け取ることができますか?
一般的には3週間〜4週間で給付金を受け取ることができます。

受講終了後の1ヶ月以内にハローワークの窓口で支給申請手続きを行い、ハローワークで書類が受理された後、1週間から2週間後にハローワークから支給内容等を記載された「教育訓練給付金(第101条の2の7第2号関係)及び教育訓練支援給付金受給資格者証」が返送されます。

その後1週間程度で給付金がご本人指定の口座に振り込まれます。

シングルマザーがWebデザイナーになるための給付金はありますか?

シングルマザーがWebデザイナーになるための給付金はありますか?
シングルマザー向けのWebデザインコースもあります。例えばインターネットアカデミーのMamaEduプロジェクトでは、シングルマザーが自宅でリモートワークを行うためのスキルアップを支援を目的としています。

受給資格を得られれば最大で193万円の給付金を受け取ることができます。

教育訓練給付制度でいくら戻ってきますか?

教育訓練給付制度でいくら戻ってきますか?
原則、離職する直前の6カ月間に支払われた賃金額から基本手当(失業給付)の日額を算出し、その80%相当額が支給されます。