住信SBIネット銀行vsPayPay銀行の法人口座比較!手数料や審査時間・必要書類

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最終更新日 2024年3月14日

起業や創業初期の日本政策金融公庫の着金口座として検討するのがネット銀行でしょう。中でも人気なのが住信SBIネット銀行とPayPay銀行で、住信SBIネット銀行は法人口座として10万件を突破しています。

両者の結論を先に記載するとPayPay銀行は口座開設までに3〜10日程度の時間がかかり、住信SBIネット銀行は最短翌日のため、基本的には住信SBIネット銀行がおすすめです。

ただし筆者の意見をお伝えするとGMOあおぞらネット銀行がおすすめです。筆者はMFクラウド会計を利用してますが、マネーフォワードは1つのアカウントで、電子契約・経費精算・勤怠管理・請求書/見積書作成が一定人数まで無料利用できます。

加えてマネーフォワードビジネスカードは還元率が1〜3%で、GMO口座がチャージ先なので入金を行うと即時反映され、購入情報も会計ソフトにリアルタイム反映されます。そのため月末の物品購入・経費申請でも問題なく締め作業ができます。

因みに特にこだわりがないという方は、2つの銀行に同時並行で審査申込をするのがおすすめです。理由としては両者ともに「審査落ち」というワードで同じくらい検索されているため、一定の審査ハードルがあります。

仮に2つとも法人口座が開設できたとしても、不利に働くことはないので申込は同時並行で進めて、審査通過した方を選ぶのが良いでしょう。

住信SBIネット銀行の基本情報|免許証のみで開設/最短翌日から利用/最短即日借入

運営会社住信SBIネット銀行株式会社
口座開設数10万件以上
振込手数料他行宛:145円
同行宛:無料
Pay-easy非対応
ネットバンキング0円 ※無料
口座開設日数最短翌日
必要書類本人確認書類(運転免許証)
法人の印鑑登録証明証
日本政策金融公庫の口座振替振替先指定可能
法人ビジネスカード最大0.8%還元・審査なし・年会費無料
ビジネスローン決算書不要で最短即日借入
金額:50〜3,000万円・無担保/無保証
公式サイトhttps://www.netbk.co.jp/contents/hojin/

住信SBIネット銀行は免許証のみで審査申込が可能なため、最短即日で法人口座開設が可能なネット銀行です。振込手数料が145円と非常に安いのが魅力で、スマホアプリで法人口座の管理・振込も簡単できます。

インターネットバンキングの料金は無料でWindowsだけでなく、Mac PCでも対応しています。また法人口座開設でもれなくビジネスデビットカードも発行されるので、経費管理を同時に行いたい方におすすめの口座です。

こちらも日本政策金融公庫の口座振替に対応しているため、創業初期の法人にはおすすめの法人口座といえます。

また借入もできる仕組みが整っており、決算書が不要で50万円〜3,000万円の即日借入が可能なのも特徴です。一般的な銀行融資は決算書・事業計画書を提出し、融資面談が発生し着金までに1ヶ月程度はかかります。しかし最短即日で借入が可能です。

審査書類も少なく手間がかからないため、スピーディーに法人口座開設を行いたい方にはおすすめです。

法人口座開設に必要な書類は免許証のみでOK

住信SBIネット銀行の特徴は数ある法人口座の中でも必要書類が少ない点です。免許証のみで審査申込ができるのは住信SBIネット銀行のみです。また審査時間も短く最短翌日から口座利用が可能です。

住信SBIネット銀行も他行当ての振込手数料が非常に安く145円で利用でき、日本政策金融公庫の口座振替にも対応しています。ただしPay-easy(ペイジー)には対応していないため、社会保険料や税金の支払いはできません。

法人口座開設でもれなくビジネスデビットカードが発行

住信SBIネット銀行では審査通過し法人口座が開設されると、もれなくビジネスデビットカードが発行され、年会費も無料で利用ができます。利用した直後に口座から引き落としのため、リアルタイムで反映されます。

ただしポイント還元率は0.8%とやや低めのため、MFクラウド会計を利用している場合はマネーフォワードビジネスカードがおすすめです。

マネーフォワードビジネスカードは審査不要でビジネスカード発行が可能で、ポイント還元率も1〜3%・MFクラウド会計に利用した支出がリアルタイム反映されるため、月末の物品購入・経費精算でも安心して利用できます。

決算書提出や面談不要・最短即日で借入が可能なビジネスローン

また住信SBIネット銀行では決算書不要で最短即日借入が可能なビジネスローンも用意されています。日々の入出金データをもとに信用情報が蓄積され借入条件を提示されるため、事業計画書や決算書の提出が不要な点は嬉しいポイントです。

借入金額も10万円単位で50万円から最大3,000万円までの借入ができ、無担保・無保証で借入が可能なので、一般的な銀行融資よりもハードルが低いのが特徴です。

PayPay銀行の基本情報|3〜10日で開設/振込手数料が月10回無料/Pay-easy対応

運営会社PayPay銀行株式会社(旧ジャパンネット銀行)
口座開設数記載なし
振込手数料他行宛:160円
同行宛:無料
他行宛は10回/月無料
Pay-easy対応
ネットバンキング0円 ※無料
口座開設日数3〜10営業日
必要書類本人確認書類
法人印鑑証明書
会社実態の確認資料
 ・会社ホームページ
 ・法人設立届出書(控) 税務署受付印が捺印されたもの
 ・青色申告承認申請書(控) 税務署受付印が捺印されたもの
 ・主たる事務所の建物賃貸借契約書 「直近」の契約締結済のもの
業務内容確認資料
 ・会社ホームページ
 ・各行政機関発行の許認可証
 ・許認可証がない場合:取引先との契約書のコピー
日本政策金融公庫の口座振替振替先指定可能
法人ビジネスカード審査なし・年会費無料
ビジネスローン事業計画/担保/保証人不要 ※決算書提出を求められる場合あり
最大1,000万円・金利:1.8%〜13.8%
公式サイトhttps://www.paypay-bank.co.jp/business/index.html

PayPay銀行はWeb上からの申し込みで完結するネット銀行です。法人口座開設の場合は3〜10日ほどの時間がかかりますが、Pay-easy(ペイジー)にも対応しており、税金などもこの口座から支払いが可能です。

振込手数料は住信SBIネット銀行より高いですが、月に10回まで無料となるため頻度によっては安くなります。また日本政策金融公庫の口座振替先に指定もできるため、創業初期の方にもおすすめです。

年会費・発行手数料無料のVisaビジネスデビットカード

PayPay銀行でも法人口座開設と同時にVisaビジネスデビットカードが発行され、利用代金は即時口座から引き落としとなります。現在はキャンペーンも実施しており新規口座開設で1,000円のプレゼントを実施しています。

ただしキャンペーンには条件があり開設から2ヶ月後までに3回以上のデビット決済を実施した場合にプレゼントになります。タッチ決済にも対応しているネットショッピングだけでなく、Visa加盟店であれば実店舗でも決済が可能です。

使途自由で最大1,000万円/返済は月2,000円〜13万円/担保・手数料不要のビジネスローン

PayPay銀行でも法人向けビジネスローンが用意されており、原則として書類提出が不要で審査申込ができます。担保・保証人が不要で利用できますが、法人企業の場合は代表者の連帯保証が必要となります。

金利は1.8〜13.8%となっておりビジネスローンの金利相場は1〜14%なので一般的で、資金使途は事業用であれば自由に利用できます。ただし法人企業の場合は決算が2期終了している場合に限られるため、創業初期には利用できません。

※個人事業主として行っていた事業を法人化した場合、個人事業主からの業歴を通算が可能

住信SBIネット銀行vsPayPay銀行を8項目で比較

次はPayPay銀行と住信SBIネット銀行について下記8項目で比較していきます。

  • 法人口座開設までの日数・スピードを比較
  • 法人口座開設の必要書類・審査難易度を比較
  • 振込手数料・インターネットバンキング料金を比較
  • 日本政策金融公庫の振替口座・Pay-easy(ペイジー)を比較
  • 会計ソフトやサービス連携で比較
  • 法人カード・ビジネスデビットカードで比較
  • ビジネスローンの比較

(1)法人口座開設までの日数・スピードを比較

まずは両者の法人口座開設までの最短日数を比較していきます。

銀行名口座開設スピード
PayPay銀行3〜10日程度
住信SBIネット銀行翌営業日

法人口座開設のスピードに関しては住信SBIネット銀行が圧倒的に早く、最短翌営業日から利用が可能です。PayPay銀行は3〜10日という記載が公式サイトにあるため、基本的には住信SBIネット銀行がおすすめです。

また住信SBIネット銀行は10万件以上の法人口座開設実績があるため、さまざまなビジネスの口座としておすすめです。

後ほど紹介しますが両者とも日本政策金融公庫の口座振替に対応しているので、2つの銀行で審査申込をして通過した方を利用する方針でも良いでしょう。筆者の場合はGMOあおぞらネット銀行を公庫の着金・支払い口座として利用し、PayPay銀行は売上入金にしています。

GMOあおぞらネット銀行を利用している理由は冒頭で触れたように、マネーフォワードビジネスカードとの連携を考慮した際に使い勝手が良いためです。

(2)法人口座開設の必要書類・審査難易度を比較

次は両者の審査難易度・必要書類について見ていきます。

銀行名必要書類審査落ちの検索回数
PayPay銀行本人確認書類
法人印鑑証明書
会社実態の確認資料
・会社ホームページ
・法人設立届出書(控) 税務署受付印が捺印されたもの
・青色申告承認申請書(控) 税務署受付印が捺印されたもの
・主たる事務所の建物賃貸借契約書 「直近」の契約締結済のもの
業務内容確認資料
 ・会社ホームページ
 ・各行政機関発行の許認可証
 ・許認可証がない場合:取引先との契約書のコピー
210回
住信SBIネット銀行本人確認書類(運転免許証)
法人の印鑑登録証明証
※運転免許証のみで審査可能
320回

まず必要書類から見ていくと住信SBIネット銀行は公式サイトにも記載がありますが、運転免許証のみで審査申込が可能なため、必要書類としては非常に少ないことがわかります。

PayPay銀行の場合は事業内容証明を行うための提出書類が多めであることがわかります。筆者もGMOあおぞらネット銀行で一度審査落ちとなりましたが、創業初期で会社HPの情報が薄かったので下記書類を追加で提出を求められました。

ご提出の書類では具体的な事業内容の確認ができず、受付できませんでした。
次のいずれか1点以上を、ご提出ください。(屋号や個人名の確認ができ、事業内容・取扱商品等の具体的な内容がわかるもの)
・請求書、発注書、受注書、納品書等(明細により貴社の事業内容が確認できるもの)
・締結・調印済みの各種契約書(明細により貴社の事業内容が確認できるもの)
・商品企画書、事業計画書、他社さまへの提案資料

引用:GMOあおぞらネット銀行 再提出メール

上記内容からもわかるように事業が不明瞭だと審査落ちになってしまいます。必要書類の準備を少なくする観点では住信SBIネット銀行の方がラクでしょう。

ただし実際に銀行名×審査落ちというワードで検索回数を調べてみると、両者ともにある程度の検索回数がありました。具体的には下記ワードで検索回数を調査しました。

  • PayPay銀行 法人口座 審査落ち:210回/月
  • 住信sbiネット銀行 法人口座 審査落ち:320回/月

PayPay銀行の検索回数が少ないのは審査ハードルが低いというより、法人口座としての知名度が影響していることが考えられます。先ほど触れましたが住信SBIネット銀行は10万件以上の法人口座開設の実績があります。

しかしPayPay銀行は公開情報がなく法人口座としての利用実績は少ない状況なので、そもそも申請者の母数が少ないことが考えれます。

ただし上記のように法人口座の審査落ちに関する検索回数は200〜300回あるので、両者ともに一定数の審査落ちがあるのでしょう。2銀行とも事業内容を明確に示すことができないと審査落ちとなるため、ビジネスをしっかり証明できる書類を準備しましょう。

そのため審査落ちとなった場合は請求書や提案資料・基本契約書といった事業運営を証明できる書類を準備するのが重要です。法人口座開設が作れない・審査落ちの対策についてはこちらの記事で紹介しています。

必要書類は住信SBIネット銀行の方が少ないですが、審査落ちの検索回数も考慮するとどちらも審査難易度は同じくらいと言えます。そのため両方の銀行で法人口座開設の手続きを進めておくのがおすすめです。

(3)振込手数料・インターネットバンキング料金を比較

次は振込手数料・インターネットバンキング料金などコスト面について比較していきます。

銀行名振込手数料ネットバンキングキャンペーン
PayPay銀行160円0円 ※無料10回/月まで他行宛の
振込手数料が無料
住信SBIネット銀行145円0円 ※無料なし

他行宛の振込手数料に関しては住信SBIネット銀行が145円と手数料が安く、ネットバンキングは両者ともに0円(無料)で利用できるため、手数料では住信SBIネット銀行に軍配です。ただしPayPay銀行は月10回まで振込手数料が無料になります。

とはいえ創業初期に何度も振込を行うことは考えづらいため、目的に応じて使わいけするのも方法の1つです。上記で紹介したように両者ともに審査落ちはある程度あります。

そのため同時並行で法人口座開設を進めるのが良いでしょう。仮に2つとも作れたからといって何か不便になることはりません。2つとも審査通過した場合は着金用・経費用の口座と、売上入金用の口座として分けて利用すれば良いです。

実際に筆者の場合はGMOあおぞらネット銀行は日本政策金融公庫の着金用・経費支払い用口座として利用し、PayPay銀行は売上入金の口座として利用しています。

GMOあおぞらネット銀行を支払いに利用している理由は、上記で触れたようにマネーフォワードビジネスカードを利用しているためです。口座連携や使いやすさを考えるとMFクラウド会計などマネフォシリーズの使い勝手が良いので、メイン口座にしています。

(4)日本政策金融公庫の振替口座・Pay-easy(ペイジー)を比較

銀行名日本政策金融公庫の振替Pay-easy(ペイジー)
PayPay銀行対応対応
住信SBIネット銀行対応非対応

創業初期の融資としては日本政策金融公庫からの借入になると思いますが、両者ともに振替口座には対応しているため、どちらの口座を利用しても問題はないでしょう。

ただし住信SBIネット銀行はPay-easy(ペイジー)に非対応のため、社会保険料や税金の支払いはできないです。支払い対応の豊富さという観点ではPayPay銀行に軍配があがります。

ただしPay-easy(ペイジー)を利用する機会というのはそれほど多くはないでしょう。仮にどちらかの審査が通ったのであれば、大きなこだわりがなければ通過した法人口座を利用するで問題ないと思います。

(5)会計ソフトやサービス連携で比較

銀行名MFクラウド会計freee会計弥生会計
PayPay銀行対応対応対応
住信SBIネット銀行対応対応対応

どちらの銀行も主要なクラウド会計ソフトには対応しているため、口座連携の観点では問題はないと言えます。ただし個人的なおすすめとしては、MFクラウド会計の利用です。上述でも触れましたが電子契約や給与計算・経費精算・勤怠管理などが無料利用できます。

また使いやすさ(UI/UX)の観点では弥生会計は少し古いデザインなので、使いづらいさを感じる部分があります。freee会計は簿記・会計知識がない方でも簡単に利用できるのがメリットです。

しかし簿記・会計知識が全くない人が利用すると税理士目線では仕上がりが全く異なる結果になり、修正するのが大変になる事例が多いと聞くためです。そうなると決算締めを行う際に税理費用が高くなったり、修正に大きな時間がかかります。

こうした観点と上述で触れたマネーフォワードビジネスカードの連携を考慮して、筆者はMFクラウド会計GMOあおぞらネット銀行を利用しています。

(6)利用環境(Windows・Mac OS)の比較

銀行WindowsMac
PayPay銀行対応対応
住信SBIネット銀行対応対応

利用環境については両者ともにWindows・Mac OSに対応しているので、どちらのPCを利用していても問題はありません。ただし注意が必要なのはメガバンクや信用金庫で口座開設をする場合です。

筆者が口座開設を検討した信用金庫(城南信用金庫・さわやか信用金庫)では、インターネットバンキングはMacには非対応で利用できないとのことでした。これは信金ネットワークを利用しているため、上記の信用金庫以外でも同様に非対応の可能性が高いです。

また信用金庫やメガバンクの場合はインターネットバンキングの月額料金が1,000〜3,000円ほど発生するため、創業初期の法人口座としてはあまりおすすめできません。

また日本政策金融公庫の融資の次を検討する場合は、審査ハードルを考えると信用金庫を選ぶことになるため、近くの信用金庫で口座開設を行って融資担当者と名刺交換をしていくのもおすすめです。

(7)法人カード・ビジネスデビットカードで比較

銀行名審査還元率年会費限度額
PayPay銀行不要記載なし無料0〜500万円
住信SBIネット銀行不要最大0.8%無料1,000万円
マネーフォワードビジネスカード不要1〜3%無料最大10億円

ビジネスデビットカードについては両者ともに審査不要で発行が可能で、住信SBIネット銀行の方が限度額は大きいですが、創業初期であれば大きな出費が発生することもないため、どちらも十分な金額であると言えます。

ただし還元率の観点ではマネーフォワードビジネスカードの方が高いため、上述で紹介したように筆者の場合はマネーフォワードビジネスカードGMOあおぞらネット銀行で経費管理を行なっています。

(8)ビジネスローンの比較

銀行名金利限度額審査時間特徴/書類
PayPay銀行1.8〜13.8%1,000万円最短1日決算書が必要な場合あり
担保不要/手数料無料
法人は決算が2期終了
住信SBIネット銀行利用状況次第
メール通知
50〜3,000万円最短即日決算書/事業計画書不要
借入条件をメール
管理画面に通知

どちらのビジネスローンについても銀行融資と比較すると最短即日・1営業日で審査がおりるため、非常にスピーディーに資金調達ができます。限度額については住信SBIネット銀行の方が大きいので、借入を考えるとSBIの方がおすすめです。

ビジネスローンの金利相場は1〜14%と言われているので、PayPay銀行の金利は一般的な金利相場といえます。

住信SBIネット銀行の場合は利用状況に応じて利用限度額・金利といった条件が、メールや管理画面にレコメンドされる仕組みのため、利用者によってこの辺りは変動することになります。ただし最短即日で入金されるという観点ではメリットが大きいです。

突発的な資金需要という観点ではファクタリングサービスの検討もありるでしょう。ファクタリングは入金期日前の請求書を売却することで、最短即日で資金調達・現金化ができるサービスです。

GMO系列ではFREENANCE(フリーナンス)というファクタリングサービスがあり、GMOあおぞらネット銀行の口座があれば、審査通過すれば即時入金されます。突発的な資金需要は会社運営をしていれば、発生する事態でしょう。

あらかじめ信用金庫と関係性を作っておくのも重要ですが、事業計画書や決算書提出・面談など通常の融資では2週間〜1ヶ月の期間がかかります。そのためビジネスローンやファクタリングといったサービスも創業的に判断して口座作成がおすすめです。

結論:住信SBIネット銀行・PayPay銀行は並行して法人口座開設を進める

住信SBIネット銀行とPayPay銀行について項目を比較してきましたが、口座開設スピードの観点では住信SBIネット銀行は最短翌日なのでおすすめです。

ただし上述で触れましたがどちらの口座も審査落ちとなるケースは一定数あることが考えられます。また審査基準は公開されておらず、各社が独自の基準で審査を行っています。

そのため特にこだわりがないという方は、同時並行で法人口座開設の審査を進めるのがおすすめです。2つの法人口座を持っていれば、売上管理用の口座と経費管理用の口座として使い分けることもできます。

実際筆者の場合はGMOあおぞらネット銀行を経費管理・日本政策金融公庫の着金口座として利用し、PayPay銀行は売上の入金用口座として利用しています。審査落ちの可能性がある以上は2つとも審査申込を行っておくのがおすすめです。