教育訓練給付制度があるWebデザインスクール比較6選|対象条件・期間・受給金額

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最終更新日 2024年1月11日

目次

教育訓練給付制度とは?3つの種類と給付金額・対象条件

Webデザインスクールを受講したいけど「受講料が高くて払えない」と、費用面に関して不安を抱えている人もいるのではないでしょうか。

Webデザインスクールの中には教育訓練給付制度の対象となる講座があるスクールもあるため、費用を抑えて学習したい方は給付金について理解しておくのが重要です。

今回は教育訓練給付制度の種類や特徴・対象条件や金額について解説しながら、給付金を利用できるWebデザインスクールについて紹介していきます。

費用が安いWebデザインスクール月額制/サブスク型のWebデザインスクールはそれぞれの記事で解説しています。

Webデザインスクール受講でもらえる給付金の種類・給付金額

厚生労働省が設けている「教育訓練給付制度」の対象コースを受講すれば、通常の価格よりも安い料金でWebデザインスクールに通うことができます。

教育訓練給付制度は下記のように3つに分かれており、政府が定めた条件を満たし所定の教育訓練を受ければ支払った金額の一部を負担してもらえる制度です。

制度名内容詳細
一般教育
訓練給付金
雇用の安定・就職の促進に資する教育訓練受講費用の最大20%(上限10万円)
がハローワークから支給される
特定一般教育
訓練給付金
労働者の速やかな再就職及び
早期のキャリア形成に資する教育訓練
受講費用の最大40%(上限20万円)
がハローワークから支給される
専門実践教育
訓練給付金
労働者の中長期的キャリア形成に
資する教育訓練
受講費用の最大70%(上限56万円)
が給付金として支給される

具体的な職業・職種としては保育士や看護師などの専門職の場合は最大224万円の支給があり、大型自動車第一種・第二種免許や税理士・司法書士などは上限年間20万円支給されます。

給付金の受取・申請については、ハローワーク(公共職業安定所)から支給されることが一般的です。

就職・転職支援が手厚いWebデザインスクールはこちらの記事で解説しています。

給付金の受給対象となる条件

それぞれの教育訓練給付制度の受給対象条件は下記のとおりです。

制度名対象者
一般教育訓練給付金・受講開始日時点で、雇用保険の支給要件期間が3年以上である
・離職者は離職日の翌日以降受講開始日までの、雇用保険の支給要件期間が1年以内
・前回の教育訓練給付金の支給から、今回の受講開始日までが3年以上経っている
特定一般教育訓練給付金・受講開始日時点で、雇用保険の支給要件期間が3年以上
・離職者は離職日の翌日以降受講開始日までの、雇用保険の支給要件期間が1年以内
・前回の教育訓練給付金の支給から、今回の受講開始日までが3年以上経っている
専門実践教育訓練給付金・在職または離職中の方
・退職してから1年以内の方
・受講開始時の年齢が45歳未満の方
・一般被保険者に該当しない方

教育訓練給付制度の対象となるのは基本的には次のとおりです。

  • 雇用保険の被保険者
  • 雇用保険の被保険者であった人(離職者)

ただし上記のように一般教育訓練給付金と専門実践教育訓練給付金では、対象条件に違いがあるため注意が必要です。

一般教育訓練給付制度を利用する場合は、受講開始の日に雇用保険の被保険者であった期間が3年以上というのが条件です。

加えて退職者の場合は退職日の翌日から起算して、1年以内に受講を開始する必要があります。専門実践教育訓練給付金では受講開始の日に、雇用保険の被保険者であった期間が10年以上が条件となります。

Webデザインスクールで活用できるのは一般教育訓練給付金

ただしWebデザインスクールで活用できるのは、一般教育訓練給付金制度のみです。Webデザインに関する講座以外にも、ITパスポート・簿記・英語検定など資格取得が目的のスクールでは受給対象となります。

  • Webクリエイター能力認定試験
  • Photoshopクリエイター能力認定試験
  • Illustratorクリエイター能力認定試験
  • 実用英語技能検定 など

一般教育訓練給付金は雇用の安定や就職の促進につながる講座が対象となり、スキルアップ・キャリア実現につながる資格・講座受講を支援するのが目的です。

一般教育訓練給付金は受講費用の20%・年間上限10万円が支給となります。上記で紹介した3種類の給付金の中でも、受給ハードルが低く、利用しやすい給付金制度といえます。

主婦や育児や家事で忙しいママ向けのWebデザインスクールはこちらの記事で解説しています。

一般教育訓練給付金の支給対象条件

一般教育訓練給付金は下記のように共通条件と、4つのうちいずれかに該当する方が利用ができます。

共通条件厚生労働大臣が指定する一般教育訓練を修了した人
条件1・受講開始日時点で、在職中かつ雇用保険に加入している
・今までに教育訓練給付を受けたことがない
・雇用保険の加入期間が1年以上
条件2・受講開始日時点で、在職中かつ雇用保険に加入している
・教育訓練給付を受けたことがある
・前回の受講開始日以降、雇用保険の加入期間が3年以上
条件3・受講開始日時点で、離職中であり雇用保険に未加入
・離職して1年以内である※¹
・今までに教育訓練給付を受けたことがない・雇用保険の加入期間が1年以上
条件4・受講開始日時点で、離職中であり雇用保険に未加入
・離職して1年以内である※¹
・教育訓練給付を受けたことがある
・前回の受講開始日以降、雇用保険の加入期間が3年以上
※1:妊娠や出産・育児・疾病・負傷などで教育訓練給付の適用対象期間が延長された場合は最大20年以内

上記の受給対対象条件があるため下記に該当する人は受給できません。

  • 離職して1年以上経過している(特例を除く)
  • 雇用保険加入期間が1年未満
  • 前回の教育訓練給付から雇用保険の加入期間が3年未満

Webデザインスクールも一般教育訓練給付金は受給するハードルは低めです。会社員として就業していて、はじめて給付を受ける場合は対象となります。

また離職している方でも受給のチャンスはあるため、自分の職歴・雇用保険の加入期間を確認し、一般教育訓練給付制度が活用できないかチェックしてみましょう。

一般教育訓練給付金を利用するまでの流れ

一般教育訓練給付金を受給するまでのフローは、下記のようになります。

  • 1.支給要件の照会※任意
    • 下記をハローワークに以下を提出し申請
    • ・教育訓練給付金支給要件照会票
    • ・本人確認書類 (運転免許証・住民票の写しなど)
    • ※ 代理人の場合は委任状が必要
  • 2.講座の受講
    • 厚生労働大臣の指定を受けた教育訓練施設及び講座を受講・修了する
    • ※費用は自らで一時的に支払う必要がある
  • 3.給付金の申請
    • 受講終了日の翌日から1ヵ月以内に、居住地を管轄するハローワークへ下記を申請する
    • 教育訓練給付金支給申請書
    • 教育訓練修了証明書
    • 領収書
    • キャリアコンサルティングの費用に係る領収書/キャリアコンサルティングの記録
    • キャリアコンサルティング実施証明書
      • ※キャリアコンサルティングの費用支給を申請する場合
    • 本人・住居所確認書類
    • マイナンバー確認書類
    • 身元確認書類
    • 返還金明細書払渡希望金融機関の通帳またはキャッシュカード
    • 教育訓練経費等確認書
    • 証明書等の添付書類(郵送の場合)
  • 4.給付金の支給
    • 申請内容や受講状況に問題がないとみなされた場合、給付金が所定の口座に振り込まれる

一般教育訓練給付金を申請する際に、支給要件を満たしているか分からない場合は、ハローワークで支給要件の照会を行うことができます。(支給要件照会は任意のため、条件を満たしていると場合は、照会する必要はないです)

給付金の申請は指定を受けているスクール・講座を受講してから1ヶ月以内に行います。ただし受講料は事前に支払う必要があるため、その点については注意が必要です。

申請に関して不安がある方は、Webデザインスクールで相談に乗ってくれるケースもあるため、無料相談・個別セミナーなどえ確認すると良いでしょう。

教育訓練給付制度のあるWebデザインスクール料金比較6選

サービス名入会金料金授業タイプ独立・副業サポート
インターネット・アカデミー無料330,000円〜
月額13,750円〜
オンライン
ヒューマンアカデミー無料268,400円〜
月額13,108円〜
オンライン
Winスクール187,000円〜
月額3,037円
オンライン/通学
KENスクール99,000円165,000円
月額:4,098円
オンライン

ヒューマンアカデミー 月額8,600円〜/未経験OK/内定率90%/現役プロ講師がレクチャー

ヒューマンアカデミー WEBデザイナー講座は全国65ヶ所に校舎を構えており、未経験からでも総合的なWebデザインを学習ができます。

卒業生のIT・Web業界への就職内定率は90%以上と非常にサポートが手厚く、オンライン・教室・併用の3タイプから自分のスタイルに合わせて選ぶことができます。

専任カウンセラー・現役のプロ講師が学習プランを一緒に設計し、アシスタントが不明点をしっかりサポート・求人紹介/履歴書添削/面接対策なども行ってくれます。

また受講料20%が支給される教育訓練給付金制度のコースや、ママ割・学生割・ご紹介割・ペア割など豊富な割引制度が用意されています。無料説明会では早期申し込みで入学金11,000円が無料となるため、ぜひ無料説明会に申し込みましょう。

料金受講期間受講形式独立・副業サポート
645,663円
月額:8,600円
6ヶ月〜オンライン/通学あり

Winスクール 未経験OK全国55校/安く学習が可能/個別レッスン/在宅や副業にもおすすめ

Winスクールは教室付きのWebデザインスクールとしては非常にリーズナブルな価格で学習が可能です。一般的な教室型のスクールでは40万円以上がほとんどですが、Winスクールの場合は30万円ほどから講義を受けることができます。

コースも複数あり「Webデザイナーやエンジニアの就職/転職コース・副業/在宅コース・独立や起業向けフリーランスコース」など、目的に合わせたコース選択ができます。

加えて全国に55校もあるため地方に在住の方でも通いやすく、オンラインレッスンも可能なためおすすめのWebデザインスクールです。転職や就職サポートも充実しており、履歴書や職務経歴書・ポートフォリオ作成についてもアドバイスが受けられます。

料金受講期間受講形式独立・副業サポート
293,700円(税込)〜
月額:24,400円〜
約6ヶ月〜オンライン/通学あり

インターネット・アカデミー 7日無料体験/現役プロ講師が指導/給付制度で割引/ママ向け

インターネット・アカデミーはWebデザイン・マーケティングに特化した専門スクールで、25年以上の運営歴があり卒業生も3万人以上の実績があります。

IllustratorやPhotoshopなどのグラフィックツールの基礎から学べる料金の安い単科講座から、未経験からWebデザイナーを目指す実践的コースまでさまざまなカリキュラムが用意されています。

現役プロ講師がマンツーマンで指導を行い、受講形式もオンライ型・教室受講型を選ぶことができます。教育給付金の対象コースにもなっており10万円が戻ってくる・最大70%OFFになるコースもあります。

また転職サポートも手厚く口コミなどでも評判が高く、Webデザイナーやマーケターに転職したい方にはおすすめのスクールです。

7日間の無料体験コースがあるためまずは、無料体験に申し込みをしてみましょう。

料金受講期間受講形式独立・副業サポート
367,400円
月額:10,560円
3ヶ月〜オンライン/教室あり

KENスクール

KENスクールは現場で即戦力となるための実践的で本格的なスキルが学べる「極プログラム」が特徴的な、Webデザインスクールです。

KENスクールは首都圏東京(新宿、銀座)神奈川(横浜)愛知(名古屋)大阪(梅田)福岡(天神)北海道(札幌)といったターミナル駅から徒歩で行ける範囲に校舎を構えているため、学校や会社からでも通いやすい立地に教室があります。

また個別指導であるため受講時間もフレキシブルに変更ができ、資格の習得と学級・仕事の両立をサポートしてくれます。

isa Webデザイナーコース

isa PCスクールは名前の通りパソコン操作の初歩的な部分から学習ができるスクールです。Webデザインやエンジニアに特化した専門学校ではないですが、教育訓練給付制度の対象コースが複数あります。

  • WebデザイナーPro HTML5コース
  • Webデザイナー+PHPプログラマー養成コース
  • Web・DTPデザイナースペシャリストコース

詳細はこちら:https://www.isa-school.net/web_dtp/

パソコンスクールソフトキャンパス

パソコンスクールソフトキャンパスではキャリアップや転職・在宅ワーク・副業のためにWebデザインスクールに通う社会人向けに、スキルを身につけるためのWebデザインコースを設置しています。

パソコンスクールソフトキャンパスは広告デザイン・DTPに強いWebデザイナーを目指す人におすすめです。給付金対象講座は、広告デザインやプランナーなどDTPに関わる人材育成を目的としており、紙媒体の学習ができるのが特徴です。

また学習サポートもオンライン・通学を問わず更新に質問が可能で、オンライン型であってもマンツーマン指導で講義を進めるため、挫折するリスクを抑えられます。

就職サポートも充実しており専門カウンセラーにも相談ができ、履歴書の添削や求人の探し方といった部分までサポートしてくれます。

詳細はこちら:https://softcampus.co.jp/purpose-webdesign/

Webデザインスクールに通うべき4つのメリット

短期間で実践的なスキルが身に付く

Webデザインの現場で必要となる実践的なスキルを身につけられるのは、Webデザインスクールに通う大きなメリットです。

そもそも費用をかけてWebデザインスクールに通うのは、人生という時間を早送りするためです。本来は右も左も分からない状態で、独学で始めると目的のスキル習得には時間がかかってしまいます。

しかしWebデザインスクールを受講すれば、自分が獲得したいスキルを習得しているプロの講師から学習ができるため最短ルートでスキルを習得できます。

独学でかかるはずっだった時間がWebデザインスクールを受講することで、短縮・早送りができます。また実務経験のある講師であれば、制作した作品に対してフィードバックをくれるため、習得したスキルを即戦力になるまで引き上げてくれます。

制作した作品が実績・ポートフォリオになる

Webデザインスクールで学習中に制作したものについては、卒業後の就職や転職・副業やフリーランスとして案件獲得するためのスキルを証明する実績として活用が可能です。

Webデザインスクールでは課題が与えられ、目的に応じた作品を制作することができます。また上記でも触れたようにプロ講師から、作品に対してもフィードバックがもらえるため実践的なスキルを獲得ができます。

Webデザイン以外にもマーケティングやコーディングが学べる

またWebデザインに関する内容以外にも実務に必要なコミュニケーション・企画書作成・マーケティング知識・コーディングスキルについても学習できます。

現役のプロWebデザイナーや実務経験のある講師から直接レクチャーを受けられるため、カリキュラムやテキストだけでは得られない生きたノウハウも学習ができます。

ポートフォリオの制作ができる

Webデザインスクールでは上述で触れたように、受講を通じて課題が与えられポートフォリオを作れます。

ポートフォリオとは自分の制作物をまとめた作品集で、パワーポイントやPDF・Web上で自分のポートフォリオサイトを作成し、実績をアピールするのが目的です。

就職や転職・副業・フリーランスとしての案件獲得の際に、ポートフォリオを見せることで実績を証明します。学んだスキルやノウハウ・制作物をスクール監修のもとで制作できるのは、Webデザインスクールの大きなメリットといえます。

Webデザインスクールで身につけるべき必須スキル

Webデザインに関する基礎知識・デザイン力

Webデザイナーになるために必要な基礎知識・スキルは下記の通りです。

  • Photoshop
  • Illustrator
  • Adobe XD
  • Adobe Dreamweaver
  • レスポンシブWebデザイン

デザイン制作をするために欠かせないのがPhotoshop・Illustratorのスキルで、写真を加工したりイラストパーツを作成したりするためには、この2つのソフトを使いこなすが非常に重要です。

ツールを活用するだけでなくデザイン手法を学習することも大切です。

またレスポンシブWebデザインはPCやスマホなど異なるデバイスで閲覧した時に、自動的にサイト画面が切り替わるデザイン手法です。近年はスマホが普及しているためPCだけでなくスマホ表示にも対応したデザインスキルは、とても重要といえます。

サイトを動かすためのコーディング力

Webデザインを学習するうえで「コーディングスキルは必要なのか」と感じる人もいるかもしれません。しかしWebデザインとコーディングは全く無関係ではないのです。

Webデザイナーは開発エンジニアと一緒に作業をする場面もありま、その際にコードの読みやすさを求められる場合もあります。

コーディングスキルとしてはJavaScript・jQuery・HTML・CSSといった部分は抑えておきたいスキルです。またWordPressと呼ばれる無料のWebサイト作成ツールもあるため、副業やフリーランスとして活動する場合は扱えるようになると幅も広がるでしょう。

ベンチャー・スタートアップ企業を相手にする場合はノーコードツールも

また近年ではノーコードツールもトレンドになっており、FigmaやSTUDIOといった誰でもWebサイトやLP作成が出来るツールも登場しています。

特にベンチャーやスタートアップでは企業ではこうしたツールを活用していることも多く、IllustratorやPhotoshopだけでなくこうしたノーコードツールも活用できると仕事の幅が広がり、収入アップにもつながるでしょう。

教育訓練給付制度に関するよくある質問

給付金はいつ受け取ることができますか?

給付金はいつ受け取ることができますか?
一般的には3週間〜4週間で給付金を受け取ることができます。

受講終了後の1ヶ月以内にハローワークの窓口で支給申請手続きを行い、ハローワークで書類が受理された後、1週間から2週間後にハローワークから支給内容等を記載された「教育訓練給付金(第101条の2の7第2号関係)及び教育訓練支援給付金受給資格者証」が返送されます。

その後1週間程度で給付金がご本人指定の口座に振り込まれます。

シングルマザーがWebデザイナーになるための給付金はありますか?

シングルマザーがWebデザイナーになるための給付金はありますか?
シングルマザー向けのWebデザインコースもあります。例えばインターネットアカデミーのMamaEduプロジェクトでは、シングルマザーが自宅でリモートワークを行うためのスキルアップを支援を目的としています。

受給資格を得られれば最大で193万円の給付金を受け取ることができます。

教育訓練給付制度でいくら戻ってきますか?

教育訓練給付制度でいくら戻ってきますか?
原則、離職する直前の6カ月間に支払われた賃金額から基本手当(失業給付)の日額を算出し、その80%相当額が支給されます。