未経験向けフリーランスエージェントおすすめ比較8選｜メリット・選び方・注意点

最終更新日 2024年1月14日

未経験でもフリーランスエージェントは利用できる？職種別おすすめ比較表

未経験でもフリーランスエージェントには登録することができ、未経験者向けの案件を抱えている会社もあります。しかし基本的に募集されている案件は経験者向けのものが多いです。

しかし経験豊富なエンジニアは市場価値も高くそれだけ高額なため、中長期でエンジニアやクリエイター・マーケターを育てていく方針の企業も中にはあります。

今回は未経験者向けのフリーランスエージェントの選び方やメリット・注意点について解説しながら、おすすめのエージェントを紹介していきます。

またエージェントによって取り扱っている案件・職種内容が大きく異なる場合もあるため、比較表に整理をしましたのでご確認ください。

未経験者がフリーランスエージェントを利用する5つのメリット

営業する必要がない – エージェントが自分にあった案件の紹介

フリーランスエージェントを活用する1つ目のメリットは自分で営業して案件獲得する手間が省ける点です。フリーランスの方の中には「案件が途切れてしまうか心配」といった方もいるでしょう。

案件が途切れてしまえば収入が減少し生活が不安定になる可能性もあります。特に未経験の場合だと実績も少なく、強みをうまく説明しクライアントと交渉するのは難易度が高いといえます。

また経験が浅いエンジニアは目の前の案件をこなすのに手一杯・スキルアップの勉強も必要です。エージェントと良好な関係が継続できれば、案件終了に合わせて次の案件を紹介してもらえることにも期待ができます。

キャリア相談が可能 – 将来のキャリアビジョンがクリアになる

フリーランスエージェントは専任の担当者がつくため、案件紹介だけでなくキャリ相談もできます。「どんなスキルを伸ばせば良いか・違うスキルの案件を受注したい」といった方も中にはいるでしょう。

フリーランスの世界は変化が激しいため業界にも詳しい専門家としてエージェントに相談できれば、やるべきことも具体的に見えてくるでしょう。

新米フリーランスの時期は1人で悩みがちなので、迷ったら担当エージェントに相談してみましょう。

本業に集中できる – 自分で条件交渉・契約の手続きが不要でトラブルも回避

未経験の場合は特にクライアントと条件交渉をするのはハードルが高いですが、エージェントを利用すれば案件の条件交渉・業務委託契約の手続き・納品後の請求作業なども代行してもらます。

そのためフリーランスの方は本業のみに集中する状況を作ることができます。

またエージェントは案件の幅を広げ、単価も上げていくのも役割の1つです。順調に案件をこなしていけば大手企業からの継続案件や高単価案件の紹介も受けられるでしょう。

またトラブルの回避にもエージェント活用は役立ちます。次のデータは内閣官房日本経済再生総合事務局が実施したフリーランス実態調査の結果です。

上記のように報酬面や支払い・業務範囲についてのトラブルが多く発生していますが、エージェントは中間に入り契約書のチェック・支払いサイトの管理を行ないます。そのためこうしたトラブルに巻き込まれるリスクは格段に下がるでしょう。

税金手続きが不要 – 確定申告サポートや税理士を紹介してもらえる

またフリーランスエージェントは案件獲得以外にもさまざまなサポートを行ってくれます。フリーランスになって悩むのは税金関連の部分ですが、エージェントによっては次のようなサポートも行ってくれます。

• 請求書作成・管理のサポート
• 会計ソフトの無料利用
• 税理士の紹介

ただし上記のようなサポートはエージェントによって異なるため、利用時に確認してみましょう。

福利厚生が受けられる – 損害賠償保険や労災保険があるエージェントも

加えて税金関連の支援だけでなくレバテックフリーランスのように福利厚生が充実しているエージェントもあり、下記のようなサポートも受けられます。

• 税務関連サポート
• 人間ドック・ジム利用などのヘルスケアサポート
• 引っ越し・結婚・出産・住宅購入などのお祝い制度
• 損害賠償保険・労災保険

フリーランスとして仕事を行うと一般的な会社員と同等の福利厚生を受けるのは一般的には難しいですが、上記のようにサラリーマンと変わらないほどの福利厚生を提供しているエージェントもあります。

未経験者がフリーランスエージェントを選ぶ際の4つのポイント

未経験者向けのフリーランス案件が豊富にあるか

まず最初に確認しておきたいのは案件数が豊富にあるかという点です。案件数が少なければ1つ目の案件が終了した次の仕事がなくなってしまいます。

また未経験者でも応募可能な案件を持っているかも確認のポイントです。エージェントによっては経験者向けの案件しか取り扱っていない場合もあります。

下記のようなエージェントは未経験者向きではないので、確認しておきましょう。

• 案件数が少ない（少なくとも1〜3万件以上）
• 高単価の案件が多い
• 非公開求人が多い

案件数が少ない・高単価の求人をメインに取り扱ってるエージェントは、高度なスキルが必要・倍率が高くなりやすいので未経験者には向いていません。

信頼できるエージェントかどうか・サービスの評判・口コミは良いか

未経験でフリーランスエージェントを利用するならば、信頼できるエージェントであるかもチェックしておきましょう

エージェント紹介ページには当たり前ですが、良い部分をピックアップして紹介しています。そんな時はネット上の口コミや評判をみてみましょう。

• X（旧Twitter）
• ネット掲示板
• ブログ

エージェント名を検索すれば信頼できる会社なのか、サービスの評判や口コミも簡単に調べることができます。

福利厚生は充実しているか

未経験者がフリーランスエージェントを利用する場合は、福利厚生が充実しているかも確認しておきましょう。

一般的に会社員とは異なり福利厚生は受けられませんが、上述でふれたようにサラリーマン並のサービスを用意しているケースもあります。

フリーランスエージェントでは下記のような福利厚生を提供している企業もあります。

• 賠償責任保険
• 高級スポーツクラブの割引
• フィットネスクラブ利用
• 確定申告サポート・税理士紹介

ただし福利厚生が手厚く用意されているかは、エージェント次第のため口コミやネット上の評判なども参考に調べておきましょう。

マージン率・手数料は高くないか

未経験者がフリーランスエージェントを選ぶ際には、手数料・マージン率を比較するのもおすすめです。手数料はエージェント利用の仲介料で、報酬金額から差し引かれた金額が入金されます。

一般的な手数料・マージン相場は15〜20%前後と言われているため、案件の報酬単価が仮に100万円だった場合、15〜20万円が手数料といして差し引かれます。

また手数料は同じエージェントで複数回利用を続けると下がるのが一般的なため、マージン率を下げたい場合は同じエージェント経由で案件獲得を進めましょう。

未経験者おすすめフリーランスエージェント手数料比較8選

レバテックフリーランス 高単価/手数料がない直請負案件が豊富/大手実績も多い

レバテックフリーランスは保有している仕事案件が多く利用者の平均年収も876万円と、高単価案件も豊富なのが特徴のフリーランスエージェントです。

大手企業の取引もあり1万社以上の取引実績で、レバテックが直接案件を受注し手数料（マージン）支払いが不要な直請負の高単価案件が多い点も特徴です。

また幅広いプログラミング言語・スキルに対応した仕事が多いのもフリーランスにとっておすすめのポイントです。加えて業界最短の支払いサイトである点も評判で、担当がWeb・IT業界のエンジニアキャリアや働き方に詳しく専門性が高いのも特徴です。

高単価・リモート案件も多くフリーランスエンジニアの方にはおすすめのエージェントです。

ITプロパートナーズ 週3日/リモートワークOK/直請負案件で高単価案件/支払いサイト20日

ITプロパートナーズは週2にから稼働可能・リモートワークOKな案件が豊富にあるフリーランスエージェントです。専属担当がつききめ細やかなサポートに定評があります。

また仲介会社を挟まない直請負案件が多いのも特徴で、高単価な案件も多く年収アップが狙えます。スタートアップなど新技術を取り入れた企業も多く登録しており、スキルアップを目指したいエンジニアの方にもおすすめです。

ギークスジョブ リモート案件が豊富・福利厚生も充実したフリーランスエージェント

ギークスジョブは登録者が10万人以上でフリーランスエージェントの中では、トップクラスとも言われているエージェントです。

エリアも広く関東・関西・福岡・名古屋エリア中心として、リモート案件が80%以上を占めるなど働き方も選びやすいのが特徴です。

またフリーランス向けの福利厚生サービス「フリノベ」では、会計ソフトの割引サービス・各種オンライン学習サービスの割引利用・ヘルスケアやグルメなどの優待利用などさまざまなサポートが受けられます。

クラウドテック 週3からOK・リモート案件が豊富・エンジニアやデザイナー案件もあり

クラウドテックはエンジニアだけでなくデザイナーやマーケター・ライターなど幅広いIT業界向けの求人を取り扱っているっフリーランスエージェントです。

週3日から稼働がOKなものやリモート案件が80%以上と豊富で、自由な働き方を実現したい方におすすめです。専任担当者がしっかりヒアリングしてくれるので、未経験の方でも安心して利用ができます。

ポテパンフリーランス 実務が1年未満でも利用可能なIT向けフリーランスエージェント

ポテパンフリーランスは実務経験が1年未満の若手エンジニアでも参画可能な案件があると口コミが評判で、他社よりも実務経験・スキルが少ない若手向けのフリーランスエージェントです。

運営会社のポテパンはプログラミングスクールも運営しているため、未経験者でも手厚いサポートが受けられるのが特徴です。

案件エリアは東京・大阪がメインですが、IT・Webベンチャー案件や非公開案件も多く、若手のフリーランスエンジニアにおすすめのエージェントです。

フリエン 手数料なしの高額案件がおすすめ/即日参画・報酬先払い案件もあり

フリエンはITエンジニアに特化したフリーランスエージェントで、累計掲載案件の数は3万件以上と豊富な求人を持っているのが特徴です。

中間マージン・手数料が発生しない直請け案件もあるため高額収入が期待でき、80%のエンジニアが収入アップを実現できたといった口コミもあります。

高額案件に加えて即日参画可能・報酬先払い案件が多いのも特徴で、サービス利用にはエージェントとの面談が必須ですが早く報酬を得たいフリーランスの方にはおすすめのエージェントです。

Workship 週1〜/リモートOK/時給1,500円〜10,000円/フリーランス向けプラットフォーム

Workship（ワークシップ）はフリーランス向けに特化した仕事マッチングサービスで、エンジニア・デザイナー・マーケター・人事労務など幅広い職種が紹介されています。

また案件の働き方も柔軟で週1〜・リモートOKといった仕事も多く、時給も1,500円〜10,000円と高い傾向にあります。

案件制約で1万円の祝金がもらえる・報酬先払い対応・福利厚生に近いサービス・賠償責任保険が無料付帯されるなど、フリーランスを守るサービスが多数用意されています。

Workship（ワークシップ）ではエージェントサポートをつけることも可能で、希望の条件や案件単価を伝えると専任担当者が自分にあった案件を紹介してくれます。

MarketerAgent Webデザイナー/ディレクター/マーケター特化フリーランスエージェント

Marketer Agent（マーケターエージェント）は名前の通り、デザイナーやマーケターなどクリエイター向けに特化した仕事紹介を行うフリーランスエージェントです。

株式会社WACULが運営しておりAIアナリストというマーケティングDXツールも提供しているため、デジタルマーケティングのプロが3万以上の業種様々な企業リストから優良な案件を紹介してくれます。

厳選されたクリエイターを見込んだ中～大企業の案件が多く、高単価の案件が多いのも特徴です。ある程度実績のあるマーケター・デザイナーはぜひフリーランスとして登録しましょう。

フリーランスエージェントを利用時に注意点すべき5つのポイント

小まめに連絡をる – エージェントに熱意を伝える

未経験の方は特にエージェントとの連絡は小まめに取るようにしましょう。理由としてはエージェントから自分にあった質の高い案件を紹介してもらうには、熱意を伝えることが大切だからです。

フリーランスの方は未経験者だけでなく、経験豊富な人材も数多く登録しています。そのためエージェントとしても担当している登録者の中から優先度をつけて案件紹介を行います。エージェントも案件マッチングが売上のため当然です。

仮に登録者のスキルが変わらなければ、人柄や熱意を持っているかで優先順位の振り分けを行うでしょう。ライバルはたくさんいます。良い案件を紹介してもらうために担当エージェントとは小まめに連絡をとりましょう。

高額案件だけは狙わない – 報酬が高い＝高度なスキルが必要・納期が厳しい

未経験者の場合は高額案件をいきなり狙うのは得策とは言えません。報酬が高いということはそれだけ「高度なスキルが必要・もしくは納期が厳しい」といった案件の可能性があります。

フリーランスになったのだから高収入を実現したいという気持ちは重要なことですが、高額な案件をはじめから受注してもスキル不足で納品できない可能性が高いです。

納品が遅れる・エラーやバグが大量発生するといった状態になると、企業側だけでなく紹介したエージェントにも迷惑がかかります。

そうなれば信頼を失い継続的な案件紹介ができない状況になりかねません。そのため未経験者の場合は多少金額が低くても、実績を作り経験値やスキル高めることを大切にしましょう。

スキルが高くなれば自然とエージェント側からも高額案件の依頼がくる可能性も高くなります。

1つのエージェントに頼らない – 複数サービスに登録して間口を広げる

紹介してきたようにフリーランス向け仕事マッチングサイト・プラットフォームは、様々な企業が運営しています。

1つのエージェントやサイトに登録しておくのも良いですが、間口を広げるために複数のサービスを利用しておく方が案件も入ってきやすい状況を作れます。

またより良い案件情報を探すためにも、複数のサイトやサービスに登録するのがおすすめです。

スキルの向上 – 技術トレンドのキャッチアップ・能力アップの努力をする

未経験者がフリーランスエージェントを利用する際には、継続的にスキルを高める努力を続けるのが重要です。未経験の状態が続けばクライアント側もスキルや経験がなく、案件へのアサインを躊躇してしまいます。

経験を積み重ねていくことで覚えるスキル・技術もあるため、案件を受注しても継続的な勉強は続けるようにしましょう。

またエージェントによってはエンジニアスクールを運営している会社もあるため、資格取得サポートを行なっている場合もあります。

単価が低い場合もある – 未経験では希望の案件単価を見込めない可能性

これは当たり前のことですが、未経験者がフリーランスエージェントを利用しても案件単価は低い場合があります。

紹介してきたようにクライアント側に経験・スキルが低いと判断されれば、希望した単価で案件を受注できないことも考えれます。

実績や経験を積むことで自然と単価は上がっていくため、まずはしっかりと案件を受注し積み重ねていきましょう。

フリーランスエージェントでよくある質問

フリーランスエージェントの仕事内容は何ですか？

フリーランスエージェントの仕事は営業・契約締結といった案件獲得に必要なサポートを全て代行することです。

具体的には紹介クライアントの面談同席・スキルシートや経歴書の添削・契約処理や請求書作成なども代行してくれます。

フリーランスエージェントの手数料相場いくらですか？

フリーランスエージェントの手数料相場は一般的には10〜30%と言われています。ただしエージェントによって異なるため詳細は面談時に確認しましょう。

未経験者がフリーランスエージェントを利用するデメリットはありますか？

未経験者がフリーランスエージェントを利用するデメリットは、経験者向け案件が多い・エージェントに手数料を支払う必要があることの2点です。

ですが紹介してきたように未経験者向けの案件を取り扱っているエージェントもあります。

フリーランスエージェントとクラウドソーシングサイトの違いは何ですか？

フリーランスエージェントとクラウドソーシングサイトの違いは大きく3つあり、担当者がつくか・手数料が安い・福利厚生の有無です。

クラウドソーシングサイトでは営業は基本的に自身で行い、案件に応募するところからはじまります。

またクラウドソーシングではエージェントを介さないので安い手数料で利用ができますが、高額案件・長期案件は期待できません。