個人事業主おすすめECTカード発行方法|比較7選/フリーランスもクレジット審査なし/メリット/選び方

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最終更新日 2024年1月13日

目次

個人事業主が発行できる法人ETCカードの種類|発行方法・手数料

一般的な法人ETCカードはETC協同組合・高速道路協同組合が発行し、審査が不要で個人事業主でも利用ができる法人用のETCカードです。

しかし近年はクレジット機能の付いた法人向けECTカードも登場しており、年会費・発行手数料なども無料で利用できるものもあります。

今回は個人事業主おすすめのECTカードの作成方法・費用・メリットやデメリットを解説しながらサービスを紹介していきます。

個人事業主向けETCカード3つ種類 – 発行手数料・年会費比較表

個人事業主・法人向けETCカードには大きく3つの発行方法があります。

費用/規模法人カード付帯ETCカード法人ETCカードETCコーポレートカード
費用発行手数料:基本無料
年会費:基本無料
出資金:1万円/枚
発行手数料:550円/枚
年会費:550円/枚
発行手数料:629円/枚
年会費:629円/枚
おすすめ中小企業個人事業主~中小大手/大口/多頻度

法人カード付帯ETCカードは年会費・発行手数料ともに無料のものが多いですが、クレジットカード会社が発行を行うため審査が必要となるため中小企業におすすめです。

小規模で社用車やレンタカー・カーシェアリングを利用したい新会社や個人事業主の場合には、クレジット審査が不要となる法人ETCカードの発行が向いています。

種別特徴主要カード
法人カード付帯ETCカード
※クレジット付き
クレジットでETC以外も支払可能
ポイント還元/付帯サービスの利用
導入コストが安くすむ
NTT Bizカード/楽天カード
三井住友カード/JCBカード

ライフカード/イオンセレクト
法人ETCカード車両1台あたり4枚まで発行可能
審査なし個人事業主/小規模OK
深夜/休日料金が30%割引

レンタカー/カーシェアOK
高速情報協同組合
ETC協同組合
ETCコーポレートカード車両制限がなく発行可能
還元サービスが強くない
東/中/西日本高速道路株式会社

上述のとおりETC協同組合・高速道路協同組合が発行するカードの場合は審査が不要なことに加えて、深夜帯・休日の料金が大きく安くなります。

法人カード付帯ETCカードの場合はポイント還元や付帯サービスもあり、初年度年会費無料や発行手数料がかからないため低コストで作成することができます。

法人カード付帯(クレジット付き)ETCカード – 複数枚発行/年会費無料

法人カード付帯(クレジット付き)ETCカードはJCBやライフ・三井住友カードなど大手クレジット会社が発行する法人カードに付帯するETCカードです。

カード会社によって異なる場合がありますが、1枚の親カードにETC専用の子カードを複数枚発行でき、高速道路の料金割引に加えてポイント還元などの特典も得ることができます。

法人ETCカード – 審査不要で個人事業主OK

法人ETCカードは上述で触れたとおりETC協同組合・高速道路協同組合が発行を行う法人向けETCカードです。

レンタカーやカーシェアリングにも利用ができることに加えて、クレジット審査が不要なため個人事業主や新会社・小規模法人におすすめのカード作成方法といえます。

ETCコーポレートカード – 運送会社など大手企業向け

ETCコーポレートカードはクレジット機能を持たない法人ETCカードで、高速道路協同組合などが発行を行っています。

ETCマイレージサービスには対応していませんが大口・多頻度割引があるため利用が多いほど割引額が大きくなる仕組みがあり、月ごとの利用額が3万円を超えた場合は最大30%の割引が適用されます。

そのため運送業者や大手企業におすすめの作成方法といえます。

個人事業主に法人カード付帯ECTカードがおすすめの理由・5つのメリット

経費削減 – ポイント還元・マイレージで経費を抑えられる

法人カード付帯(クレジット付き)ETCカード ではポイント還元サービスに加えて、ETCマイレージの2つを利用することができます。

マイレージは通行料金に応じてポイントが付与され、登録は無料のため利用額・回数が多くなるほど経費を安く抑えることにつながります。

無料発行 – カード会社によっては年会費・発行手数料が0円

また上述のように法人ETCカード・コーポレートカードの場合は審査が不要ではあるものの、組合加入の出資金・発行手数料・年会費が発生します。

しかし法人カード付帯(クレジット付き)ETCカード の場合でも個人事業主の申込を受け付けている場合もあり、カード会社によっては年会費・発行手数料ともに無料の会社もあります。

費用をできるだけ抑えたい個人事業主・小規模法人にはおすすめといえます。

事業成長に合わせて複数枚のETCカード追加が可能

法人企業であれば事業規模の拡大によって必要な社用車やレンタカーを使う頻度も変わってくることでしょう。先ほど触れたように法人ETCカードは車両あたり最大4枚までの発行です。

法人カードでは種類によってはETCカードを追加発行することも可能で、親カードに複数枚の子カード・1枚のカード発行なども可能です。

社員数に合わせて発行ができれば備品・出張経費なども立替の必要がなくなり、経費の利用状況も適格に会社側で把握ができるようになります。

カード付帯のビジネスサポートが受けられる

法人向けクレジットカードの場合はカード会社によって様々な付帯サービスや特典があります。

例えばセゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス(R)・カードでは次のようなものがあります。

  • 24時間365日対応コンシェルジュサービス
  • 弁護士紹介
  • 経費精算サービス優待
  • エックスサーバー優待

経費精算の効率化 – 事務処理が不要になる

法人カード付帯(クレジット付き)ETCカードは経費処理の効率化にもつながります。企業規模の大小に関わらず経費精算には申請書や提出書類といった事務処理が発生します。

個人向けETCカードの場合は立替精算を行う必要がありますが、立替はない方が会社としては理想といえます。

高速道路費用を法人向けETCカードに1本化することで書類ミスなども少なくスムーズな処理が実現できるでしょう。

個人事業主が法人カード付帯ETCカードを利用するデメリット・注意点

審査 – カード会社によっては審査落ち・時間がかかる

法人カード付帯(クレジット付き)ETCカードはクレジットカード会社が提供しているサービスであるため、会社によっては審査に落ちてしまう可能性もあります。

また決算書提出の手間・審査に時間がかかる場合もあり、スムーズな発行ができないこともあるでしょう。

個人事業主の審査が通りづらい理由

個人事業主の方が審査に通りにくい理由は収益の安定性を証明しづらい点にあります。

個人事業主は法人企業に比べて開業から間もないと事業者としての信頼度が低くなります。加えて収入実績が乏しい状況では返済能力の観点でも判断がしづらいといえます。

カード会社の審査は事業者の個人として信用情報も重視されます。滞納・遅延などの金融に関する事故を起こしてると審査には通らない可能性が非常に高いといえます。

リスク:事業が大きくなり法人化すると不正利用の可能性

また事業に応じて複数枚のETCカード発行ができる一方で、個人事業主から法人化を行った場合にはリスクも生じます。

例えばしっかりと管理ができていな場合には、クレジット機能による不正な経費精算が発生することも考えられます。

法人化を行った場合には管理体制を整え、使用状況をしっかりと把握しておくことが重要です。

クレジットカードの不正利用が心配な場合は、代表者のみをクレジットカード付きガソリンカードを利用し従業員にはガソリン専用カードを付与するのも1つの手段です。

個人事業主おすすめETCカード発行が可能な法人クレジット発行手数料/年会費比較5選

カード名年会費ECTカード年会費発行手数料ポイント還元率
NTTファイナンス
Bizカード
0円 ※無料550円1.0%
ライフカード
ビジネスライト
0円 ※無料0円 ※無料
前年度利用がなければ1,100円
0.5%
オリコ EX Gold
for Biz M
0円 ※無料0円 ※無料
2年目以降2,200円
0.5%
高速情報協同組合550円550円なし

NTTファイナンス Bizカード – 年会費無料/20歳以上なら申込OK/決算書の提出不要

  • 個人事業主OK・年会費/追加カード発行も無料
  • ポイント還元率1%・CSVによるWeb明細出力・編集も可能
  • ガソリン割引/空港ラウンジ/Amazon Bussinessなど豊富な特典

NTTファイナンス BizカードはNTTグループが提供している法人向けビジネスカードで、個人事業主の申込みも可能で年会費も0円で利用することができます。

ガソリンの割引や空港ラウンジサービス・Amazon Bussiness対応など様々な特典が受けられます。

また期間限定で新規入会特典として抽選で1万円相当のポイントプレゼントキャンペーンも行っているため、ぜひこの機会に入会をしましょう。

年会費ETCカード年会費ポイント還元率発行目安
0円 ※無料550円/1枚1.0%10~2週間

ライフカードビジネスライト – 本人確認書類でOK

  • クレジット審査不要で最短4営業日発行
  • フリーランス・個人事業主もOK

ライフカードビジネスライトはクレジット機能がついていない法人向けETCカードのため、審査が不要で最低限のカードを持つことができます。

年会費ETCカード年会費ポイント還元率発行目安
0円 ※無料0円 ※無料なし最短4営業日
※ETC年会費は前年度利用がなければ1,100円

詳細はこちら:https://www.lifecard.co.jp/card/credit/bussinesslight/

オリコ EX Gold for Biz M – 初年度年会費0円

  • 追加カードは3枚まで年会費無料
  • 2年目以降の年会費は2,200円

オリコ EX Gold for Bizは年会費2,200円で作成ができ、追加カードは3枚まで無料と安くカード作成ができます。

また暮らスマイルというポイント還元制度(0.5%)もあります。

年会費ETCカード年会費ポイント還元率発行目安
0円 ※無料0円 ※無料0.5%最短4営業日
※年会費は2年目以降2,200円

詳細はこちら:https://www.orico.co.jp/business/creditcard/exgoldforbiz_m/

セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス(R)・カード

セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードは年会費が無料の法人カードです。登記簿が不要で個人与信審査が可能で、Webビジネスの場合は最大2.0%ポイント還元になります。

年会費ETCカード年会費ポイント還元率発行目安
0円 ※無料0円 ※無料0.5%審査通過翌日に最短3営業日発行

詳細はこちら:https://www.saisoncard.co.jp/amextop/cobalt-pro/index02.html

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス(R)・カード

  • 初年度年会費無料
  • 個人事業主・経営者もOK
年会費ETCカード年会費ポイント還元率発行目安
22,000円0円 ※無料0.5~1.0%最短3営業日
年間200万円以上のショッピングのご利用で次年度本会員年会費を11,000円

詳細はこちら:https://www.saisoncard.co.jp/amextop/sbs-pro/

クレジット審査なしで個人事業主おすすめ法人ECTカード発行手数料/年会費

高速情報協同組合 – 個人事業主/新会社OK/深夜&休日30%OFF/審査なし

  • 新会社/個人事業主おすすめ法人専用ETCカード
  • クレジット機能がないから不正利用防止
  • 深夜・休日割引30%割引

高速情報協同組合の法人向けETCカードはクレジット機能がついていないため、審査が不要で新会社や個人事業主の方でも作成ができます。

深夜・休日は30%割引となりクレジット機能がついていないため、経費の不正利用も防止ができます。

出資金発行手数料年会費
1万円/社550円/枚550円/枚

ETC協同組合 – クレジット審査不要/個人事業主/新会社OK/深夜&休日30%OFF

  • 新会社/個人事業主おすすめ法人専用ETCカード
  • クレジット機能がないから不正利用防止
  • 深夜・休日割引30%割引

高速情報協同組合の法人向けETCカードはクレジット機能がついていないため、審査が不要で新会社や個人事業主の方でも作成ができます。

深夜・休日は30%割引となりクレジット機能がついていないため、経費の不正利用も防止ができます。

出資金発行手数料年会費
1万円/社880円/枚880枚

法人カード付帯ETCカード作成時のポイント・選び方

費用確認 – 入会費・発行手数料・年会費

法人向けETCカードは多くの場合に発行手数料・年会費が発生します。解説してきたように規模にあったカード選択には制限がありますが、費用部分はしっかりと確認しておきましょう。

また複数枚の発行によって費用が変わる場合もあるため、枚数が多い場合は事前に計算してみるのがよいでしょう。

事業規模 – 用途や頻度・レンタカー・カーシェアリングの利用

また事業規模の成長や利用頻度といった部分も確認しながら選ぶのがおすすめです。上述でふれたように大口/多頻度の場合にはETCコーポレートカードの方が料金は割安になる場合もあります。

また登録した車両番号のみで利用できるのか、レンタカーやカーシェアリングで利用が可能かといった点も事前に確認が必要です。

審査 – クレジット機能付きETCカードは審査通過が必要

またクレジット機能付き法人向けETCカードの場合は事前に審査が必要となり、決算書の提出も発生します。

そのため個人事業主の方が利用する場合は、クレジットカード審査が不要な法人ETCカード・ETCコーポレートカードが向いています。

発行枚数 – 1法人あたり何枚まで発行できるか

1法人につき複数枚のカードが必要な場合もあるでしょう。カードの種類によってETCカードが何枚発行可能かという部分も事前に確認が必要です。

個人事業主の場合は1枚で問題ないですが、利用者が増える可能性がある場合は視野に入れておきましょう。

ポイント – 付帯サービスや還元内容

クレジット機能付き法人ETCカードの場合はカード会社によって様々な付帯サービスやポイントなど特典があります。

ポイント還元率・付帯サービスなど重視する観点は複数の要素があるため、事前に検討しましょう。