【2023年版】フリーランスに関する実態調査|案件獲得の手法・平均契約期間・働き方を解説

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最終更新日 2023年10月16日

目次

2023年最新フリーランスに関する実態調査

  • 調査概要:フリーランスに関する実態調査
  • 調査手法:Freeasyを用いたインターネットリサーチ
  • 調査対象:フリーランスとして活動する18歳〜65歳
  • 調査時期:2023年10月10日〜10月11日
  • 有効回答数:500名
  • 注意事項:引用・クレジットの記載

同時進行する平均案件数と平均契約期間 – 2〜3件の同時並行・複数年契約も多い

フリーランスといえば案件を複数掛け持ちしながら、自分の好きな仕事をするというイメージですが実際はどうなのでしょうか。

調査結果としては2〜3件がもっとも多く掛け持ち件数「1」と「2」の合計は、54%という結果になりました。やはり1つの案件ではなく複数の案件を同時並行しているフリーランスが多いようです。

また案件の平均期間について尋ねると「スポット・単発案件」が42.2%と最も多いものの、複数年契約も29.2%と2番目に多い結果となりました。

フリーランスになるうえで重視したポイント – 自由な働き方で自分の”好き”を仕事に

これからフリーランスになることを考えるている人もいるかもしれませんが、先輩達はどのような点を重視していたのかを調査しました。

傾向としては「自分の好きな仕事をする」、「働く場所や時間を自由にする」、「自分のスキルや能力を活かす」といった点を重視していることがわかりました。

また社会的な貢献度よりも「収入を増やす」、「挑戦したいことへのチャレンジ」も重視しているようです。

フリーランスという働き方の満足度 – プライベートとの両立・就業環境への満足度が高い

次にフリーランスという働き方に関する満足度について聞いてみると、「プライベートとの両立」が最も満足度が高いようでした。自由な働き方を選択したからこそ実現できているといえます。

また自分自信で仕事を選択しているため「仕事上の人間関係」や、「就業環境(働く場所や時間)」に対する満足度も非常に高い結果となっています。

フリーランスの働き方に関する実態とは?

1週間あたりの平均就業日数と1日の平均就業時間 – 週2〜3稼働など自由度が高い結果に

フリーランスといえば週3回の稼働や1日に数時間の仕事をこなすなど、自由な働き方をイメージするかもしれません。実際に1週間あたりの就業日数・1日あたりの平均就業時間について尋ねてみました。

1週間あたりの平均就業日数については週に1〜3回といったフリーランスの方も一定数いるものの、週5〜6日就業といった方も多いようです。

1日あたりの平均就業時間でもっとも多かったのは6〜8時間でしたが、1時間〜6時間未満といった方もいるようです。週6日以上就業している方もいますが、1日あたりの勤務時間が少ないため多めに働いているといった方がいるのかもしれません。

1週間あたりのリモートワーク頻度・コロナ前との比較 – 週5日出勤がトップ

また1週間あたりのリモートワークについてもアンケートを取ってみましたが、最も多かったのは0回。つまり週5日で出勤しているフリーランスの方が57.2%という結果になりました。

またコロナ前と比較したリモートワークについては、あまり増えてないという方が多い結果となりました。フルリモートの比率も22.6%のため、コロナがあけて一般的な会社員と同様の勤務体系に戻っているのかもしれません。

リモートワークについて感じているメリット・デメリット・満足度

リモートワーク普及で感じているメリット – ワークライフバランスの安定

リモートワーク普及に関して感じているメリットについてのアンケート結果では、「ワークライフバランスがとりやすくなった」、「取引先の所在地を気にしなくなった」と感じているフリーランスが多いようです。

またリモートワークが普及に伴い自由な時間も増えたため、「スキルアップや学びの機会が増えた」と回答している人も一定数いるようです。

在宅・リモートワークにおすすめのフリーランスエージェントは下記の記事で紹介しています。

リモートワーク普及で感じているデメリット – 仕事のつながりを作るきっかけが減少

次は逆にリモートワーク普及に関してデメリットに感じている点について聞いてみました。意外にも「仕事の負荷・ストレスが高まった」、「取引先とのトラブルが増えた」と感じている人は少ないようです。

一方で対面して会う機会が減ったことで「仕事上の新しい繋がりを築く機会が減った」、「取引先とのコミュニケーションが難しくなった」と感じている人もいるようです。

フリーランスと取引先に関するトラブルについて

取引先とのトラブル経験は「35.4%」と意外と少ない結果に

また取引先とのトラブルが不安という方も多いかもしれませんが、今回のアンケート結果ではトラブルを経験したという方は35.4%と意外に少ないということがわかりました。

取引先とのトラブルとその対処 – 報酬支払いの遅延・一方的な仕事内容変更が多い傾向

しかし具体的にどんなトラブルがあったかをみていくと「報酬支払いの遅延」、「一方的な仕事内容の変更」といった内容が目立ちました。報酬に関するトラブルは他のアンケート調査でも多いと記載があるため、注意が必要といえます。

またトラブルに対してどのように対処したかという質問には「取引先と直接交渉した」がトップで、自分自信で解決している方が最も多いようです。

フリーランスエージェントに登録している場合は、担当者が仲介に入り条件交渉なども代行してくれるのでエージェント登録者は積極的に頼るようにしましょう。

フリーランスの仕事獲得について

仕事獲得の経路・最も収入につながった獲得経路 – SNS・アウトバウンドも一定の効果

最後は仕事獲得の経路について聞いてみました。最も仕事獲得につながったのは「知人・知り合いからの紹介」で、次いで「過去・現在の取引先」と続きます。

そのためフリーランスの仕事獲得を行うには人脈をいかに増やしていくかが重要といえます。

回答数としては多くはありませんが「SNSを活用した自信の宣伝活動」や「企業への直接連絡・メール営業」も一定の効果があるようです。SNSを活用したマーケティングやアウトバウンド営業も案件獲得に結びつくことがわかります。

最も収入につながった仕事獲得経路についても「知人・知り合いからの紹介」・「過去・現在の取引先」が多いようです。

フリーランスにおすすめの案件探し・求人サイトはこちらの記事で解説しています。

高単価・⻑期案件に結びついた仕事の獲得経路 – 人脈作りが重要という結果に

次に高単価・長期案件につながった案件獲得経路について尋ねてみましたが、やはり「知人・知り合いからの紹介」、「過去・現在の取引先」と回答したフリーランスが多いです。

この結果からもフリーランスとして安定した収入を得るためには、人脈作りが重要であることがわかります。

登録しているフリーランスエージェントで多いのは1〜3サービス

フリーランスエージェントに登録している数としては1〜3社が多いようです。中には10社以上登録しているというフリーランスの方もいましたが、エージェントは複数利用するのがおすすめといえます。

フリーランスエージェントの複数登録がおすすめな理由については、下記の記事で解説しています。

フリーランスエージェントに求めるものは長期・高単価案件の獲得と条件・価格交渉

最後にフリーランスエージェントに求めるものについて尋ねたところ「高単価な案件紹介」、「長期案件の紹介」に関するニーズが強いようでした。また案件紹介に加えて「条件・価格交渉」といった観点も重視していることがわかります。