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個人事業主&フリーランス向け請求書買取サービスとは|売掛債権を現金化
請求書買取サービスとは別名ファクタリングとも呼ばれ、請求書に記載している売掛債権額から手数料を差し引いた金額を支払い期日よりも前に金銭として受け取りができるサービスです。
請求書を買い取ってもらうことで支払いプロセスの合理化・スピーディーな支払い・キャッシュフローの改善を実現でき、事業成長を加速させるための必要資金を捻出することができます。
ファクタリングには債権回収が出来なくなった場合にファクタリング会社に補償金を支払ってもらう保証型のサービスも存在ます。
次のアンケートデータは2019年に株式会社セイビーが実施した請求書買取を検討した理由に関するアンケート調査です。

検討理由で多いのは運転資金が不足していた・一時的に支出が増えた・売上増加が見込まれるといった回答があり、外注費を先払いする必要がある・税金支払いが迫っているなど資金繰りが苦しい場面で役立つサービスといえます。
今回は請求書買取サービスの仕組みやメリット・選び方を解説しながらフリーランスにおすすめの請求書買取サービスを紹介していきます。
請求書買取サービスの仕組み|2社間・3社間請求書買取の違い
2社間の請求書買取サービス – 売掛債権の売却を取引先に知られない
2社間の請求書買取サービスはファクタリング会社とサービス利用事業者の間で完結する仕組みで、下記のような流れになります。
- 依頼企業が取引先に売上代金を請求(請求書発行)
- 請求書買取会社へ売掛債権を売却
- 依頼企業へ手数料を差し引いた金額で買取金額の入金
- 取引先から期日通りに1で発行した請求額の入金
- 受け取った売掛金を請求書買取会社へ入金
2社間で行う請求書買取(ファクタリング)の場合は売掛債権を売却したことを、取引先に知られないというメリットがあります。
一方で次に紹介する3社間請求書買取サービスよりも手数料が高めに設定されているデメリットもあります。
3社間の請求書買取サービス – 売掛債権の売却が取引先に通知・手数料が安い
次は3社間の請求書買取サービスの流れについて見ていきます。
- 依頼企業が取引先に売上代金を請求(請求書発行)
- 請求書買取会社へ売掛債権を売却
- 依頼企業へ手数料を差し引いた金額で買取金額の入金
- 取引先から期日通りに1で発行した請求額の入金
一般的に3社間取引は2社間取引と比較して手数料が安く設定されているメリットがある一方で、取引先から合意を得て契約締結するため手間が発生し現金化まで時間がかかるデメリットもあります。
また取引先に合意を得てから契約を行うため事前に売掛債権の売却を行うことが知られてしまうのもデメリットといえます。
請求書買取サービスの5つのメリット
最短即日〜数日で資金調達が可能
請求書買取サービスは融資やローンと比較すると圧倒的に資金調達までのスピードが早いのが特徴で、申し込みから即日〜数日で入金となります。
例えば下記のようなケースにも対応できます。
- 新規の取引するために事業資金が必要になった
- 急な支払いが発生した(業務委託費用の前払いなど)
そのためキャッシュフローの問題で事業を拡大できない個人事業主での利用が多いようです。
信用力が低い個人事業主・フリーランスでも利用できる
請求書買取サービスは個人事業主やフリーランスの信用度・社会的影響力などは考慮されておらず、売掛先の信用力が重視されているため個人の方でも利用しやすい資金調達方法といえます。
金融機関からのローンや融資の場合は自社の与信・経営状況によって実行が判断されるため、審査に落ちてしまう場合もありますが、銀行審査に落ちた方でも請求書買取サービスの利用は可能です。
信用情報に影響が少ない
信用情報に影響がないのもメリットの1つです。融資やローンなどの借入とは異なり、ファクタリングは売掛債権の売買契約を行うため信用情報には影響がでません。
融資やローンの場合は申し込みや返済遅延といった取引情報が信用情報機関に登録されるのがほとんどです。仮に返済ができなかった場合は信用情報に傷がつき、一定機関はクレジット・金融サービスが利用停止となる可能性もあります。
信用情報を気にせず資金調達ができるのはフリーランス・個人事業主にとっては嬉しいポイントです。
保証人・担保が不要である
加えてファクタリングサービスの利用では資産を担保に入れたり、保証人を立てる必要もありません。融資やローンの場合は担保や保証人が必要な場合が多く、資金調達にも時間がかかります。
請求書買取は売掛債権の売買契約を行う取引のため、請求書を買い取ってもらえば取引はそこで終了となります。仮に売掛先が債務不履行な状態となり、売掛金の支払いができない場合でも担保や保証人を不要としているため弁済の必要はありません。
売掛債権を担保にする場合は貸金業に該当することになるため、請求書買取の手数料で担保が発生する場合のほとんどは違法業者である可能性が高いといえます。
売掛金の未回収リスクを避けることができる
請求書買取サービスは売掛金の支払い期日前に請求書を買取を行うことで、売掛先の債務不履行のリスクを避けることができます。
ファクタリングには大きく2つの種類があり、償還請求権のない「ノンリコース契約」・償還請求権のある「リコース契約」があります。
上記の二つの契約の違いはファクタリング業者が売掛先から売掛金を回収できない場合、ファクタリングの利用者に支払いの義務があるかどうかです。
一般的なファクタリングサービスでは償還請求権のないノンリコース契約を行っているため、ファクタリング業者が売掛金を回収できない場合でも利用者に支払いの義務はありません。
請求書買取は一度売掛債権を買い取ってもらえば、償還請求権が存在しないため買取代金の返金を要求されることはありません。
請求書買取サービスの3つのデメリット
融資による資金調達よりも手数料が高い
個人事業主やフリーランスで最も多く利用される融資は日本政策金融公庫です。公庫からの借入金利は年利で1〜3%ですが、請求買取サービスの手数料は高く1%〜20%前後となっています。
これは請求書買取サービス業者が貸し倒れのリスクをとっている構造のため、手数料が高く設定されているのです。
請求書の額面範囲内でしか資金調達はできない
これは当たり前の内容ですが、売掛債権をもっていなければファクタリングは利用できません。個人事業主の場合は法人企業と比べると売掛金をやり取りする機会は少ないといえます。
そのため少額取引しか行っていないが大きな資金が必要といった場合には、請求書買取サービスは不向きといえます。
利用頻度が高いと手数料がキャッシュフローを圧迫
解説してきたように請求書買取サービスでは手数料を支払う必要があります。手数料の割合が低かったとしても数ヶ月後に貰えるはずだった金額が、当初よりも減ってしまうことには変わりはありません。
2〜3度の利用であれば大きな問題にはならないかもしれませんが、何度も繰り返し請求書買取サービスを利用すると手数料分で経営を圧迫してしまう可能性もあります。
ただし手数料分を上回る資金で投資計画が立てられるのであれば、大きな利益につなげることができるため手数料の問題は小さなものです。そのため資金運営は計画的に実施しましょう。
請求書買取サービスの選び方|比較表・検討のポイント
2社間・3社間ファクタリング – 取引先への通知有無
請求書買取サービスには上述で触れたように2社間・3社間の2種類の種類が存在します。
【2社間ファクタリングの特徴】
- 売掛先の関与がなく請求書の売却が可能
- 取引先に資金繰りについて知られずに利用できる
- 手続きに時間がかからずスピーディーな入金
【3社間ファクタリングの特徴】
- 取引先の承諾を得てファクタリングを実施
- 手数料は1〜10%前後と低く、請求の手間がなく利用可能
- 債権回収をファクタリング会社が代行する
また個人事業主が利用できないものもあるため、事前に確認してから利用するようにしましょう。
手数料の安さ
請求書買取サービスの手数料は1%〜数十%まで広い幅があります。そもそも資金繰りを改善するために利用するサービスなので、毎月利用する状況では自転車操業となり経営状況は悪化してしまいます。
そのため手数料は15%未満のサービスを選ぶのが良いでしょう。また基本的に少額債権の買取は手数料が高く、高額・信用度の高い売掛債権の買取は手数料が安くなる傾向にあります。
そのため利用検討する際は下限だけでなく上限も見ておくようにしましょう。
審査通過率
請求書買取はサービスによって審査の通過率が大きく異なる場合があります。AIなどで審査する会社の場合は審査通過率が低く、電話や面談でヒアリングを行うサービスは柔軟な審査を受けることができます。
- ビートレーディング:98%
- アクセルファクター:93%
- バイオン:90%
利用限度額
高額な債権の売却を検討している方は利用限度額で選択するのもおすすめの方法です。請求書買取サービスによってこちらも大きくことなり50万円〜1億円など設定が変わってきます。
PayTodayの場合であれば上限はなく(実質1億円前後)利用ができます。
個人事業主の利用が可能か
また請求書買取サービスは法人企業しか利用を受け付けていない場合もあるため、事前に個人事業主やフリーランスでも利用ができるかを確認しておきましょう。
また売掛債権の対象が個人取引でも利用できるかも確認しておきべきポイントといえます。ペイトナーファクタリングの場合であれば取引対象が個人間取引の場合でも買取対象となっています。
取引先が大手企業ばかりではなくフリーランスや小規模事業者の場合はペイトナーファクタリングの利用がおすすめといえます。
個人事業主&フリーランスおすすめ請求書買取サービス手数料比較10選
ペイトナーファクタリング – 初期/月額0円/入金まで最短10分で即日入金/複数回申請OK

ペイトナーファクタリングはフリーランス・個人事業主向けのファクタリングサービスで、初期・月額費用0円・最短10分で入金が完了します。
買取価格も1万円から利用が可能で請求書をアップロードするだけで簡単に現金化ができます。金融機関が運営しているサービスの場合は事業計画書などの提出が必要ですが、請求書・本人確認書・入出金履歴の3つだけで利用ができます。
また料金体系もわかりやすく手数料は一律10%となっており、最低手数料のみを記載している場合は上限がわからないことも多いですが、ペイトナーの場合は安心して利用ができます。
また一度審査で落ちてしまっても複数回の申請が可能・売掛先が個人でも利用できる点も嬉しいポイントです。
取引形態 | 手数料 | 最短入金 | 買取可能額 | 必要書類 |
2者間ファクタリング | 10% | 10分 | 1万円〜 | 請求書・本人確認書類(※初回申請のみ) 口座入出金履歴またはサイトURLのどちらか一点(※任意書類) |
ペイトナーファクタリングの評判や口コミ・審査落ちの理由と対策はそれぞれの別の記事で解説しています。
PayToday – 手数料1%〜/最短30分入金/AI審査で簡単手続き/スマホで簡単即日入金

PayToday(ペイトゥデイ)は最短30分で即日入金・手数料は1%〜から利用ができるオンライン完結型のファクタリングサービスです。
累計申し込み金額は100億円を突破しオンラインのため日本全国どこでも対応が可能です。また初期費用・月額費用も0円から利用ができフリーランス・個人事業主にはおすすめのファクタリングです。
手数料は金額によって異なりますが1%から利用が可能と業界最安水準の手数料・取引先への通知が不要で返済期日が守られている限り通知は行われません。
取引形態 | 手数料 | 最短入金 | 買取可能額 | 必要書類 |
2者間ファクタリング | 1%〜9.5% | 30分 | 10万円〜 | 直近の確定申告書B一式・直近6か月分以上の入出金明細 請求書・本人確認書類 |
QuQuMo – 個人事業主OK/土日対応/2時間で最短入金のオンライン完結ファクタリング

QuQuMo(ククモ)は最安1%〜と低手数料のファクタリングサービスです。業界最安水準に加えて、買取可能額の制限もないのが特徴です。
GMOあおぞらネット銀行の与信管理サービスである預金債権保全くん・電子契約サービスのクラウドサインを活用して、スムーズな手続きができます。
取引形態 | 手数料 | 最短入金 | 買取可能額 | 必要書類 |
2者間ファクタリング | 1%〜 | 2時間 | 制限なし | 請求書・通帳の2点のみ |
labol – フリーランス・個人事業主向け完全オンライン完結ファクタリング

labol(ラボル)はフリーランス・個人事業主向けに特化したファクタリングサービスで、東証プライム上場企業であるセレス株式会社の子会社が運営しているため安心してサービス利用ができます。
labol(ラボル)の特徴は手数料が一律である・必要書類が少なく利用ができる点です。また契約書は必要なく、取引がわかるエビデンスとしてメールやチャットツールのやり取りがあれば利用できます。
取引形態 | 手数料 | 最短入金 | 買取可能額 | 必要書類 |
2者間ファクタリング | 10% | 60分 | 1万円〜 | 本人確認書類・請求書 取引を示すエビデンス(取引先とのメール・Slackなど) |
labol(ラボル)の評判や口コミ・審査落ちの理由と対策はこちらの記事で解説しています。
Payなび 最短30分!ファクタリング会社に無料で一括申し込み

Payなびはこれまでの個別企業とは異なり、おすすめのファクタリング会社に無料で一括申し込みができるサービスです。審査に落ちる・通る企業がある中で一括で審査申し込みができるのは非常に利便性が高いです。
ビートレーディング – 個人OK/通過率は98%/最短2時間/オンライン完結ファクタリング

ビートレーディングは設立10年以上の歴史を持ち東京・仙台・大阪・福岡に4つの拠点を持っている老舗ファクタリングサービスです。
手数料も2%から利用ができ法人だけでなく個人事業主の方でも利用ができます。必要書類も少なく審査通過率は98%と高い数値で、店舗に来店することやオンラインでの契約ができます。
取引形態 | 手数料 | 最短入金 | 買取可能額 | 必要書類 |
2者間ファクタリング 3者間ファクタリング | 2%〜 | 2時間 | 制限なし | 売掛先からの入金が確認できる通帳のコピー(表紙付2か月分) 売掛債権に関する資料(契約書・発注書・請求書など) |
FREENANCE

FREENANCE(フリーナンス)はGMOクリエイターズネットワーク株式会社が運営するフリーランス・個人事業主向けのお金・保険の総合サービスです。
お金のサービスでは請求書の現金化・ファクタリングサービスを利用ができ、会員登録後に最短30分で資金調達ができるようになっています。
手数料も3%〜10%と他社と比較しても低い手数料率になっており、資金繰りの改善に活用ができます。
取引形態 | 手数料 | 最短入金 | 買取可能額 | 必要書類 |
2者間ファクタリング | 3%〜10% | 30分 | 1万円〜 | お問い合わせ |
GMOフリーランスファクタリング

GMOフリーランスファクタリングはフリーランス・個人事業主に特化したオンラインファクタリングサービスです。会員登録は不要で30分で審査ができ、一律9.5%の手数料でバランスの良いファクタリング業者といえます。
GMOグループが運営するFREENANCEとは異なりスピードが速いのが特徴のため、速度重視の方にはおすすめです。
取引形態 | 手数料 | 最短入金 | 買取可能額 | 必要書類 |
2者間ファクタリング | 9.5% | 30分 | 1万円〜 | 本人確認書類・請求書 |
MSFJ株式会社

請求書買取サービスのよくある質問
請求書買取サービスに必要な書類は?
またファクタリングサービスの利用で必要になる書類は次にように数が少なく、スピーディーに手続きを進めることができるのも特徴です。
- 請求書や納品書、契約書、注文書など売掛債権を確認できるもの
- 取引の履歴を確認できる銀行口座の通帳のコピー(直近3カ月程度)
- 取引先との基本契約書
- 直近の確定申告書(2〜3期分)
- 本人確認書類(運転免許証など顔写真付きのもの)
銀行で融資を行う場合は事業計画書の作成や納税証明書など手間や時間のかかる書類提出が必要ですが、融資などと比較するとかなりスムーズに進めることができます。
請求書買取サービスは違法なのですか?
請求書買取サービスは違法ではありません。法的性質は民法555条にて「売掛債権の売買契約」として認められています。
給与ファクタリングが可能な請求書買取サービスはありますか?
給料ファクタリングは貸金業に該当し、給料ファクタリングができる請求書買取サービスはありません。
仮にできる会社があったとしても悪徳業者の可能性が高いです。金融庁も注意喚起をしているため、利用は注意しましょう。
「給与ファクタリング」を業として行うことは、貸金業に該当します(貸金業を営む者は、財務局長又は都道府県知事の登録を受ける必要があります。登録を受けずに貸金業を営む者はヤミ金融業者です。)
引用:金融庁