確定申告なしファクタリング8選!即日入金で必要書類が少ない会社

個人事業主やフリーランスがファクタリングを利用する際に、出来るだけ必要書類が少ない会社を選びたいという方もいるでしょう。銀行融資の場合は確定申告書や事業計画書が必要ですが、結論からいうとファクタリングで確定申告書が不要な会社はあります。

今回は確定申告書なし・不要のおすすめファクタリング会社を紹介しながら、メリットやデメリット・注意点・即日入金のコツを解説していきます。

確定申告書なし・不要ファクタリング会社5つの特徴
✔︎ オンライン・Web完結で面談が不要
✔︎ 提出書類が2〜3つと確定申告書が不要
✔︎ 最短30分など即日で現金化ができる
✔︎ 個人事業主や開業から間もないフリーランスもOK
✔︎ 2社間ファクタリングだから取引先にバレない

確定申告書なし・不要ファクタリング会社選びのポイント
✔︎ 2〜3社に相見積もりを取る
✔︎ 入金スピードを確認する
✔︎ 最低買取金額を確認する

サービス名通過率提出書類手数料入金スピード買取可能額
QuQuMo(ククモ)98%請求書/通帳コピー
※2つのみ
1%~2時間
審査時間30分
制限なし
ビートレーディング98%通帳のコピー
請求書 ※2つのみ
2%~2時間
審査時間30分
制限なし
ベストファクター92%本人確認書類/通帳コピー
請求書 ※3つのみ
2%~最短1時間
審査時間30分
30万〜1億円
日本中小企業
金融サポート機構
95%通帳のコピー/請求書
身分証明書 ※3つのみ
1.5~10%3時間
審査時間30分
制限なし
labol(ラボル)
土日祝日対応
24時間即時入金
90%本人確認書類/請求書
メールやSlackなどのエビデンス資料
※3つのみ
10%60分
審査時間10分
1万円〜

目次

確定申告なし・不要ファクタリングおすすめ比較8選!個人事業主も即日入金

個人事業主やフリーランスにおすすめの審査が甘い・緩いファクタリングは審査通過率が高く、提出書類が少なめです。下記の会社は審査通過率が90%以上もしくは提出書類が請求書・本人確認証・通帳コピーの3点で利用ができます。

審査落ちの可能性があるため2〜3社に見積りがおすすめ!
基本的にファクタリングでは審査が発生するため、複数社に相見積もりがおすすめです。複数社に依頼しておけば、1社が審査落ちでも別の会社では審査に通ることもあります。また手数料相場もわかり好条件の会社を選べます。

サービス名通過率手数料入金スピード買取可能額必要書類
QuQuMo(ククモ)98%1%~2時間
審査時間30分
制限なし請求書/通帳コピー
※2つのみ
labol(ラボル)
土日祝日対応
24時間即時入金
90%一律10%60分
審査時間10分
1万円〜本人確認証/請求書
メールなどのエビデンス
※3つのみ
ベストファクター92%2%~最短1時間
審査時間30分
30万〜1億円本人確認書類/通帳コピー
請求書 ※3つのみ
ビートレーディング98%2%~2時間
審査時間30分
制限なし通帳のコピー
請求書 ※2つのみ
日本中小企業
金融サポート機構
95%1.5~10%3時間
審査時間30分
制限なし通帳のコピー/請求書
身分証明書 ※3つのみ

labol 通過率90%/土日祝日/最短60分/24時間即日入金のAIオンラインファクタリング

  • 審査通過率90%以上/個人事業主やフリーランス特化
  • 最短60分入金/土日祝日も24時間365日即時入金
  • 通帳コピー不要で必要書類は3つのみ/1万円から買取OK

labol(ラボル)はフリーランス・個人事業主向けのAIオンラインファクタリングで、審査時間は最短10分・土日祝日も最短60分で24時間即時入金・審査通過率90%・必要書類も3つと少なく通帳コピーが不要で、スピーディーに資金調達できます。

ラボル一番の特徴は土日祝日も含めて365日審査受付・最短60分で24時間即時入金で、いつでも入金してくれます。24時間即時入金はラボルのみで、通常のファクタリングでは土日は営業しておらず、審査通過しても入金までに2〜3時間はかかります。

Q:申請してから入金されるまでに、どれくらいの時間がかかりますか?

A:申請をいただいてから、最短60分で審査が完了します。審査が完了いたしますと、ご登録の銀行口座宛に24時間365日即時で入金いたします。

引用:labol(ラボル)公式ホームページより

また買取金額は1万円〜・手数料は一律10%も強みです。一般的に30万円未満など買取金額が小さいと、手数料は上限値の10〜20%が適用となります。しかしラボルは一律10%なので少額利用でも手数料が大きくなりません。

提出書類としては通帳コピーは不要で請求書・本人確認書類・取引先とのやり取りがわかるエビデンス(メールやSlackなど)の3点だけです。運営会社のラボルは東証プライム上場企業のセレス株式会社の100%子会社のため、安心して利用できます。

取引形態通過率手数料最短入金買取可能額必要書類
2社間ファクタリング90%以上一律10%最短60分1万円〜本人確認書類/請求書 ※3つのみ
取引を示すエビデンス
※取引先とのメール・Slackなど
※土日祝日・年中無休で審査通過後は24時間即時入金

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QuQuMo 個人OK/通過率98%/土日対応/2時間で即日入金のオンラインファクタリング

QuQuMo(ククモ)は最安1%〜のオンラインファクタリングサービスです。提出書類は最も少なめで請求書と通帳の2点のみでOKです。無料登録を行い必要事項を入力するだけで1〜2分で申込でき30分程度で見積もり提示となります。

QuQuMo(ククモ)が選ばれる理由は審査通過率が98%と非常に高く、オンライン完結のため入金スピードも最短2時間の即日入金と早期に資金調達できる点です。

また2社間取引のため取引先にファクタリング利用が知られることもなく、買取上限・下限制限がないため少額債権の売却を検討している個人業主やフリーランス・大口の資金調達を検討している法人企業にもおすすめです。

2社間ファクタリングの場合は債権譲渡登記が必要な会社もありますが、QuQuMo(ククモ)の場合は不要なためスピーディーに現金化ができます。

またフリーランスや個人事業主も積極的に支援しており、事例も豊富なのが特徴です。建設業の方では申し込みから3時間で600万円のファクタリング・広告代理店では1,200万円の申請をして2時間で即日入金を実現しています。

AIファクタリングかつ契約も電子契約で完結するため、個人事業主やフリーランスの方でも必要な提出書類が揃っていれば、非常にスピーディーに現金化が可能です。

利用も簡単3ステップで、無料登録完了後に審査書類の提出を提出すると30分程度で見積もり提示(買取金額・手数料)、その後は電子契約によるオンラインで契約締結となります。まずは無料登録で審査見積もりをしてみましょう。

取引形態手数料最短入金買取可能額提出書類
2者間ファクタリング1%〜2時間
審査時間30分
制限なし請求書・通帳コピー
※2点のみ

ビートレーディング 個人OK/通過率は98%/最短2時間/オンライン完結ファクタリング

ビートレーディングは設立10年以上の歴史を持ち東京・仙台・大阪・福岡に4つの拠点を持っている老舗オンライン完結ファクタリングです。必要書類も請求書・通帳コピーの2つのみで、審査時間は30分・最短2時間入金と早いのが特徴です。

手数料も2%から利用ができ法人だけでなく個人事業主の方でも利用ができます。必要書類も少なく審査通過率は98%と高い数値で、店舗に来店することやオンラインでの契約ができます。

取引形態手数料最短入金買取可能額必要書類
2者間ファクタリング
3者間ファクタリング
2%〜2時間制限なし通帳コピー/請求書
※2つのみ

日本中小企業金融サポート機構 審査通過率95%/即日入金/手数料1.5〜/非対面/個人OK

日本中小企業金融サポート機構手数料が1.5%という圧倒的に低いく、審査通過率も95%以上が特徴のオンライン完結ファクタリングサービスです。一般的なファクタリング会社は株式会社である営利企業が運営していますが、非営利団体の一般社団法人が運営しているため、業界最安水準の手数料です。

必要書類も通帳コピー・請求の2つのみで最短30分で審査結果が提示され、振込も最短即日入金・印紙代や郵送代も無料で済み、個人事業主の中小零細企業にもおすすめです。

加えてオンライン契約ができるため必要書類が少なく、書類を郵送する手間もないので、時間をかけずに売掛債権の売却が可能です。建築資材や外注費など先行投資が必要な場合や、取引機会を逃したくない場合におすすめのファクタリングサービスです。

取引形態手数料最短入金買取可能額必要書類
2者間ファクタリング
3者間ファクタリング
1.5〜10%最短3時間
審査時間30分
上限下限なし通帳コピー
請求書 ※2つのみ

ベストファクター 最短1時間入金/審査通過率92%/5分でわかる買取診断/面談不要

ベストファクターは個人事業主でも利用ができ、複数の借入がある・税金滞納・赤字で他社から断られた場合でも利用ができるオンライン完結ファクタリング会社です。

最短1時間というスピード入金が可能で、30万円からの少額債権でも対応しています。加えて審査通過率は92%以上と非常に高いの特徴です。

支払いサイトが長い売掛債権の買取も対応しているため、建設業界の方や一人親方の方におすすめのファクタリング会社といえます。

またオンラインファクタリングにも対応しているため、面談が不要で書類も郵送する必要はなく、Web上でアップロードするだけで良いのでスピーディーな資金調達が可能です。

取引形態手数料最短入金買取可能額必要書類
2者間ファクタリング 2%〜最短1時間30万〜1億円本人確認証/通帳コピー
請求書 ※3つのみ

ペイトナーファクタリング 1万円〜の少額買取/最短10分で即日入金/複数回申請OK

ペイトナーファクタリングはフリーランス・個人事業主向けのファクタリングサービスで、初期・月額費用0円・最短10分で即日入金が完了します。

買取価格も1万円の少額債権も利用が可能で請求書をアップロードするだけで簡単に現金化ができます。金融機関が運営しているサービスの場合は事業計画書などの提出が必要ですが、提出書類は少なめで請求書・本人確認書・入出金履歴の3つだけで利用ができます。

また料金体系もわかりやすく手数料は一律10%となっており、最低手数料のみを記載している場合は上限がわからないことも多いですが、ペイトナーの場合は安心して利用ができます。

また一度審査で落ちてしまっても複数回の申請が可能・売掛先が個人でも利用できる点も嬉しいポイントです。

取引形態手数料最短入金買取可能額提出書類
2社間ファクタリング10%10分1万円〜請求書・本人確認書類(※初回申請のみ)
口座入出金履歴またはサイトURLのどちらか一点(※任意書類)

ペイトナーファクタリングの評判や口コミ審査落ちの理由と対策はそれぞれの別の記事で解説しています。

FREENANCE 最短30分で即日現金化/買取上限1,000万円/無料損害保険も付帯

FREENANCE(フリーナンス)はGMOクリエイターズネットワーク株式会社が運営するフリーランス・個人事業主向けのお金・保険の総合サービスです。提出書類は少なめで請求書・本人確認書類・取引先のエビデンス資料の3つのみです。

最低買取金額も1万円からと少額債権にも対応しており、個人事業主やフリーランスの方におすすめです。

お金のサービスでは請求書の現金化・ファクタリングサービスを利用ができ、会員登録後に最短30分で資金調達ができるようになっています。オンラインファクタリングの中では買取上限も高く、最大1,000万円まで対応しています。

また保険商品の提供も行っており、仕事の事故に対して5,000万円まで保証がでる安心保証Basicも無料で提供されているのが特徴です。

手数料も3%〜10%と他社と比較しても低い手数料率になっており、資金繰りの改善に活用ができます。

取引形態手数料最短入金買取可能額提出書類
2者間ファクタリング3%〜10%30分1万円〜1,000万円本人確認書類/請求書
請求書送付のエビデンス資料
(メールのスクリーンショットなど)

確定申告書なし・不要ファクタリング会社5つのメリット

確定申告書なし・不要でファクタリング利用できる会社は多くあります。確定申告書なしファクタリングのメリットは次の5つです。

  • 必要書類が少なく審査がスピーディー
  • 最短即日で資金調達ができる
  • 赤字決算の個人事業主や開業直後でも資金調達ができる
  • オンライン対応が多く来店が不要
  • 2社間ファクタリングのため売掛先に知られない

(1)必要書類が少なく審査がスピーディー

確定申告書なし・不要ファクタリング会社の1つ目のメリットは、必要書類が少ないため審査がスピーディーである点です。審査に必要な書類が少ないので、審査時間も提出書類が多いファクタリング会社よりも早いのが特徴です。

一般的にファクタリングでは下記のような5つの書類が必要と言われています。ただし中にはQuQuMo(ククモ)のように請求書と通帳だけで利用ができる場合もあります。そのため請求書に加えて通帳はマストで必要であることは理解しておきましょう。

詳細は個人通帳なしでファクタリング利用は可能?必要書類の少ない会社5選の記事でも解説しています。

  • 身分証明書
  • 取引先との通帳(コピー可)
  • 試算表
  • 売掛先企業との基本契約書
  • 売掛債権の存在を証明できる成因資料
  • 印鑑証明書

また個人事業主やフリーランスの場合は上記に加えて次のような書類も必要書類として求められます。

  • 確定申告書
  • 税金や社会保険料の納付書・領収書
  • 開業届

個人事業主やフリーランス向けの審査が緩い・必要書類が少ないおすすめファクタリング会社はこちらの記事で紹介しています。

さまざまな書類がありますが上記で記載した全ての書類が全て必要というわけでもありません。ファクタリング会社では審査が実施されますが、審査基準や必要書類は各社で異なります。今回紹介したファクタリング会社は確定申告書がなし・不要で利用できる会社のみです。

(2)最短即日で資金調達ができる

確定申告書なし・不要ファクタリング会社の場合は必要書類が少なく、Web上で完結するオンライン契約のため、審査申込みから入金まで非常に早いのもメリットです。

紹介したように確定申告書なし・不要のオンラインファクタリングであれば、最短1〜2時間で即日入金のためスピーディーに現金化・資金調達が可能です。

サービス名通過率手数料入金スピード買取可能額提出書類
QuQuMo(ククモ)98%1%~最短2時間
審査時間30分
制限なし請求書/通帳コピー
※2つのみ
ビートレーディング98%2%~最短2時間
審査時間30分
制限なし通帳コピー/請求書
※2つのみ
ベストファクター92%2%~最短1時間30万〜1億円本人確認書類/通帳コピー
請求書 ※3つのみ
日本中小企業
金融サポート機構
95%1.5~10%最短3時間
審査時間30分
制限なし通帳コピー/請求書
※2つのみ
株式会社No.190%1~15%最短60分10~5,000万円通帳コピー/請求書
基本契約書 ※3つのみ
JTC(ジェーティーシー)非公開1.2%~10%翌日100万円~上限なし本人確認書類/通帳コピー
請求書 ※3つのみ
アクセルファクター93%2%~即日30万円~1億円請求書/通帳コピー
確定申告書(所得税/法人税)
身分証明書 ※4つのみ

オンラインファクタリングの場合は必要書類が少ない場合も多く、買取金額も下限を設けていない会社もあり30万円未満など少額ファクタリングを希望する、個人事業主やフリーランスにもおすすめです。

(3)赤字決算の個人事業主・開業直後でも資金調達ができる

確定申告書なし・不要ファクタリング会社を利用する3つ目のメリットは、赤字決算・開業から間もないなど銀行融資が受けれない個人事業主やフリーランスでも利用できる点です。

銀行融資の場合は決算書や確定申告書・試算表・事業計画書の提出が必要となり、赤字決算の場合は銀行融資を受けることは難しいでしょう。また開業から間もない個人事業主の場合も、信用力の観点で融資審査に落ちることが多いです。

しかしファクタリングは売掛債権(入金前の請求書)をに売却する資金調達方法なので、自社の信用力は重要ではありません。ファクタリングで重視されるのは売掛先の信用力であるため、自社が赤字決算・債務超過・税金滞納であっても審査は通過します。

ファクタリング審査の基準についてはこちらの記事で詳細を解説しています。

自社の与信・信用力が重要ではないファクタリングでは、赤字決算や開業直後であっても売掛金さえあれば最短即日で資金調達が可能です。

(4)オンライン対応が多く来店が不要

確定申告書なし・不要ファクタリング会社を利用する4つ目のメリットは、オンラインファクタリングが多いため店舗に来店して面談を行う必要がないという点です。ファクタリング検討者の中には、地方在住でオフィス近くにファクタリング会社がない方もいるでしょう。

遠方にファクタリング会社のオフィスがある場合は、時間をかけて来店して面談を行う必要がありますが、面談なしのファクタリングであれば移動時間や手間は不要になります。

完全オンラインファクタリングの場合は全国、どこからでもファクタリング申込みができるので、移動時間や手間を削減できるメリットがあります。

(5)2社間ファクタリングのため売掛先に知られない

ファクタリングは2社間ファクタリング3社間ファクタリングの大きく2種類の分類されます。2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの大きな違いは、売掛先へのファクタリング利用することを伝えるかどうかです。

  • 2社間ファクタリング:売掛先への通知を行わない
  • 3社間ファクタリング:売掛先への通知・承諾を行う

3社間ファクタリングは売掛先への債権譲渡通知・承諾を得る必要があるため、売掛先にファクタリング利用が知られてしまいます。しかし2社間ファクタリングでは債権譲渡通知を行わないため、売掛先に知られることなく利用ができます。

2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの違いについてはこちらの記事で解説しています。

確定申告書なし・不要ファクタリング会社3つのデメリット

確定申告書なし・不要のファクタリング会社を利用するデメリットは次の3点です。

  • 少額な売掛債権は買取していない場合がある
  • 審査通過率が売掛先の信用力に依存する
  • 売掛金の一部しか現金化できない場合がある

(1)少額な売掛債権は買取していない場合がある

確定申告書なし・不要ファクタリングの1つめのデメリットは、少額な売掛債権の買取には対応していない可能性がある点です。ファクタリング会社では買取金額の下限・上限が設定されていることが多いです。

例えば法人向けのファクタリング会社の場合は買取下限金額が50〜100万円以上などに設定されており、30万円未満などの少額ファクタリングには対応してないことも多いです。

個人事業主やフリーランスの場合は少額(30万円未満など)の売掛金でファクタリング利用検討する場面もあるでしょう。しかし法人のみを対象としているファクタリング会社は、最低買取金額が高めに設定されているケースもあり注意が必要です。

ただし中にはQuQuMo(ククモ)ビートレーディング日本中小企業金融サポート機構のように、買取金額の制限がない場合もあるため、買取対象金額は確認するようにしましょう。

(2)審査通過率が売掛先の信用力に依存する

確定申告書なし・不要ファクタリングの場合は審査通過率が売掛先の信用力に依存するのもデメリットです。先ほども触れたようにファクタリング審査では売掛先の信用力が重要ですが、必要書類が少ないということは利用者の経営状態は重視しないということです。

ファクタリングサービスは売掛金が回収できてはじめて成立するビジネスモデルのため、確実に売掛先が支払いを行えるか・支払い遅延がないか・健全な経営を行えているかを重点的に見られます。

そのため売掛先が赤字決算や税金滞納・経営状態が悪いといった場合は、審査落ちとなる可能性が高いです。そのため請求書を提出する場合は、大手企業や売上が安定している会社の売掛金で審査依頼をするのがおすすめです。

(3)売掛金の一部しか現金化できない場合がある

ファクタリングは売掛債権(請求書)の買取を行なってくれますが、満額を買い取ってくれるわけではありません。場合によっては売掛債権額の何割かしか買い取ってもらえないこともあります。

この部分はファクタリング会社によって異なるため、一概には言えませんがこうしたケースもある点はデメリットとして理解しておきましょう。

またファクタリング審査では掛け目というものが存在します。掛け目とは売掛債権全額に対していくらの割合で買取を行うかというものです。

例えば100万円の売掛債権をファクタリング利用する時に、A社の掛け目が80%なら買取対象金額は80万円となります。B社での掛け目が90%なら90万円が買取対象金額となります。

掛け目は売掛債権の信用力によって変動し、信用力が高ければ掛け目が小さく、大きな資金調達ができます。掛け目も手数料と同様にファクタリング会社ごとに審査基準は異なります。

ただし審査時に掛け目が出ていたとしても売掛債権を実際に回収できた場合は、掛け目で減額された部分はファクタリング会社から返還されます。

確定申告書なし・不要ファクタリング会社を選ぶ際の4つのポイント

確定申告書なし・不要のファクタリング会社を比較検討・選ぶ際のポイントは下記の4つです。

  • 即日入金に対応しているか
  • オンライン契約が可能か
  • 手数料は適正な相場であるか
  • 債権譲渡登記は不要か

(1)即日入金に対応しているか

確定申告書なし・不要ファクタリング会社の比較検討・選ぶ際の1つ目のポイントは、即日入金に対応しているかです。ファクタリング最大のメリットは即日で資金調達ができる点です。

必要書類が少なく審査時間が短かったとしても、資金が必要なタイミングで入金されなければ活用する意味合いは薄れます。ファクタリングを検討する場面は資金繰りが危うい・突発的な資金需要が発生したといったことが多いため、早期の現金化が必要です。

事業運営をしている場合は急ぎの資金調達できなければ、支払いに間に合わないといったこともあり得るでしょう。そのため即日入金に対応しているか・入金スピードはどれくらいなのかをチェックするようにしましょう。

(1)オンライン完結が可能か

確定申告書なし・不要のファクタリング会社の比較検討・選ぶポイントの2つ目としては、オンライン完結のファクタリングであるかどうかです。確定申告書が不要であっても契約や申込み時には店舗に来店する必要があるといったケースもあります。

スムーズに契約を行いスピーディーに現金化・資金調達を行いたい場合は、完全オンライン完結のファクタリングであるかを確認しましょう。

完全オンラインファクタリングはこちらの記事で紹介しています。

(2)手数料は適正な相場であるか

ファクタリング手数料が適正値に設定されているかも、確定申告書なし・不要ファクタリング会社の比較検討・選ぶ際のポイントです。一般的には下記のような手数料相場となります。

悪質なファクタリング会社の場合には、見積と契約段階で手数料が異なるといった場合もあります。また契約となった際に内容を細かくみると、手付金や保証金を上乗せしているケースもあります。

こうしたお金は健全なファクタリング会社では不要なため、注意をしておきましょう。また審査なしを謳っているファクタリング会社は、審査なしによるリスクを請け負う代わりに法外な手数料を設定しているケースがあります。

審査なしのファクタリング会社はヤミ金業者である可能性も高いので、利用は避けるようにしましょう。

詳細については審査なしのファクタリングは可能?審査の重要性審査なしファクタリングはリスク大!の記事で解説しています。

債権譲渡登記は不要か

またファクタリング会社を選ぶ際には債権譲渡登記が不要であるかも確認しましょう。

債権譲渡登記とは債権の譲渡時に法務局で登記を行うことで、債権者以外の第三者に対して対抗するための手続きを指します。登記を行うことでファクタリング会社としては売却される売掛債権が、譲渡されて自社に権限があることを公的に証明ができます。

3社間ファクタリングの場合は売掛先から合意を得ることで要件は満たされます。そのため債権譲渡登記を求められるのは2社間ファクタリングを行うケースです。

ファクタリングにおいて債権譲渡登記は必須ではないものの、二重譲渡や架空債権トラブルなどを防止するために登記を求められることがあります。

しかし債権譲渡登記ができるのは法人企業に限定され、個人事業主やフリーランスの利用を実質的に断っている会社もあります。

そのため個人事業主やフリーランスの方がファクタリング会社を選ぶ場合は、債権譲渡登記不要のファクタリング会社を選ぶようにしましょう。

確定申告書なし・不要ファクタリング会社利用時の4つの注意点

確定申告書なし・不要のファクタリングを利用する際の注意点は下記の4つです。

  • 公式HPで運営会社・所在地・電話番号を確認する
  • 償還請求権の有無について確認する
  • 手数料相場より高くないか比較する
  • 審査なしのファクタリング会社は避ける

(1)ファクタリング会社の信頼性を確認する

確定申告書なし・不要のファクタリング利用をする場合は、ファクタリング会社の信頼性についても確認しておきましょう。公式HPがあるか・電話番号や住所は公開されているかといった部分に加えて、ネット上の評判や口コミについてもチェックしましょう。

悪質なファクタリング会社の場合は、住所や電話番号を公開してないケースもあります。公式HPや評判・口コミも参考にしながら、複数の会社を比較検討して信頼できるファクタリング会社を選びましょう。

複数のファクタリング会社を個別に調べるのが手間な方は、優良企業と提携しているファクタリング一括見積もりサイトを利用するのもおすすめです。

(2)償還請求権の有無について確認する

また健全なファクタリング会社では基本的に償還請求権はなしで契約するのが一般的です。償還請求権とは債務の責任範囲を限定せず、金銭債権などを全額請求できる権利のことです。

そのため通常のファクタリング会社では売掛先が仮に倒産しても、利用者が責任を負うことはありません。

しかし知らない間に償還請求権ありの契約を締結してしまい、売掛金が回収できなかった場合に、買戻しを請求される可能性があります。契約内容に債権の買戻しが含まれている場合は、融資に該当するためそもそもファクタリング契約ではないのです。

通常のファクタリング会社は貸金業登録を行なっていないため、融資契約を行うことは違法行為です。

またファクタリングは融資契約ではないため保証人や担保を求めらることは基本的にありません。そのため上記に該当するような業者については契約を避けるようにしましょう。

悪徳業者については審査なしのファクタリングは可能?審査の重要性審査なしファクタリングはリスク大!の記事で詳細を解説しています。

(3)手数料相場より高くないか比較する

また確定申告書なし・不要を選ぶ際には、手数料相場よりも高くないかをチェックしておきましょう。一般的な手数料相場は下記の通りです。

  • 3社間ファクタリングの手数料:1〜9%
  • 2社間ファクタリングの手数料:4〜18%

上述でも触れましたが審査なしを謳っている会社は、売掛先の信用力や売掛債権の信憑性に関するリスクをあらかじめ考慮した手数料に設定されています。そのため相場とはかけ離れた手数料になることがあります。

(4)審査なしのファクタリング会社は避ける

また健全なファクタリング会社では審査は必ず発生します。審査なしを謳っている会社では下記のような危険性があります。

  • 法外な手数料を請求されるリスクがある
  • 売買ではなく融資契約を結ばされる
  • 売掛金が回収できないと支払い義務が発生する
  • ヤミ金業者からの取り立てが行われる

ファクタリングの手数料は、売掛先・売掛債権の信用度を審査して決定されるのが一般的です。例えば売掛先の信用度が低い・売掛先の回収ができない可能性が高い場合は、ファクタリング会社にとってはリスクとなるため、手数料が高めに設定されることがあります。

審査なしでファクタリング契約を締結するということは、売掛先の信用度や未回収リスクを加味せずに取引を行うということです。そのためファクタリング会社が背負う最大限のリスクを想定した、高額な手数料を提示されます。

審査なしのファクタリングでは売掛金が回収できなかった場合に備えて、ファクタリング会社が利用者に買い戻しができるように契約をさせれらるケースがあります。

買い戻しとは倒産や業績悪化で売掛先から債権回収ができなかった時に、利用者に債権を買い戻させお金を返還させることです。買い戻しは法的に融資契約とみなされますが、融資契約が締結できるのは貸金業登録を行なっている業者のみです。

審査なしを謳っているファクタリング会社は、上記のように悪質なヤミ金業社である可能性が高いため、ファクタリング利用は避けるようにしましょう。

悪徳業者については審査なしのファクタリングは可能?審査の重要性審査なしファクタリングはリスク大!の記事で詳細を解説しています。

確定申告書なし・不要ファクタリング会社で即日入金を行う5つのコツ

ファクタリングで即日入金を実現するコツは下記の5つです。

  • 売掛先の信用力が高い売掛債権で審査申込を行う
  • 即日入金希望なら午前中に申込を終わらせる
  • 同じファクタリング会社を複数回利用する
  • 利用したことのある売掛先の債権を選ぶ
  • 複数社に相見積もりを依頼する

(1)売掛先の信用力が高い売掛債権で審査申込を行う

ファクタリングで即日入金を実現する1つ目のコツは、売掛先の信用力が高い売掛債権(請求書)で審査依頼をすることです。ファクタリング審査では売掛先の信用力が最も重視されます。仮に売掛先が倒産した際に損害を受けるのはファクタリング会社だからです。

ファクタリング会社としては売掛金が未回収となることを恐れているため、売掛先が期日通り確実に支払いを行えるかを見ています。また経営が悪化している・財務状況が悪い売掛先の場合は、売掛金の回収が終わる前に倒産するリスクもあります。

大手企業や上場企業・地方公共団体や官公庁といった公的機関の場合は、倒産する・支払いが遅延するといったか可能性は低いです。そのため少額ファクタリングで即日入金を実現するには、信用力の高い売掛先の請求書を選ぶのがおすすめです。

審査基準の詳細についてはファクタリング審査に通らない理由とは?原因と通過率を高めるコツファクタリング審査に落ちる12理由の記事で解説しています。

(2)即日入金希望なら午前中に申込を終わらせる

ファクタリングで即日入金を実現する2つ目のコツは、午前中など早い時間帯に審査申し込みを行うことです。ファクタリングでは必ず審査が発生し、必要書類のチェック・見積に時間がかかることがあります。

そのため夕方など遅い時間に審査申し込みを行っても、即日入金ができない可能性が高くなります。早く申し込めば必ず即日入金されるということではりませんが、可能性を高めるために午前中など早い時間帯に申し込みを行いましょう。

(3)同じファクタリング会社を複数回利用する

ファクタリングで即日入金を実現する3つ目のコツは、過去に利用したことがあるファクタリング会社を利用することです。

複数回利用すると申込者の信用度も高くなっていくため、少額債権でも買い取ってくれる可能性が高くなることに加えて、以前に利用があれば利用者情報はファクタリング会社に登録されています。

そのため2回目以降の利用であれば利用者の信用度という観点では審査の必要性がなく、審査スピードが早くなります。

またファクタリング会社の中には利用回数が増えるにつれて、手数料が下がっていく方式をといってる業者もあります。これは売却経験があることで、ファクタリング会社としても信用できる利用者であることを考慮するためです。

ただし一度利用した時にスタッフ対応や買取金額・手数料に納得がいかない場合は、乗り換えを検討しても良いでしょう。ファクタリング会社の乗り換えは法的には全く問題ありません。

詳細についてはファクタリング乗り換えは可能!好条件の8社・他社利用中でもOKな会社ファクタリングで他社利用中に乗り換えや併用は可能?バレる?の記事で解説しています。

(4)利用したことのある売掛先の債権を選ぶ

ファクタリングで即日入金を実現する4つ目のコツは、一度利用したことのある売掛先の請求書で申込依頼を行うことです。ファクタリング利用をしたことがある売掛先の与信情報は、ファクタリング会社側も把握しています。

そのため信用力を再度チェックする必要がないため、審査スピードも早くなるでしょう。加えて一度売却ができている売掛先であれば、一定の信用度はあるとファクタリング会社も判断しているため、審査通過の可能性は高くなります。

(5)複数社に相見積もりを依頼する

ファクタリングで即日入金を実現する5つ目のコツは、1社ではなく複数社に相見積もりを取っておくことです。確実にファクタリングで即日入金を実現させるには、少しでも確率を高めるために複数者に見積もり・査定依頼を出しましょう。

仮に1社で審査落ちになったとしても別の会社基準であれば、審査に通過するといったことも考えれます。

ただし何社も個別に調べて依頼するのが面倒という方もいるでしょう。そのような方はファクタリング一括見積もり・査定サイトもあるため、こうしたサービスも利用しましょう。

下記のような一括見積もり・査定サービスであれば、一度に複数社に依頼が出せるのでおすすめです。

サービス名対象特徴
ファクタリングベスト法人/中小企業最短3時間入金/審査通過率9割超の優良4社に一括見積もり
ファク探法人/中小企業最短3時間で現金化/優良ファクタリング会社に一括見積もり
事業資金のミカタ個人事業主/法人個人事業主OK/最短30秒で簡単一括見積もり/利用者1万人
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